2013年のジュネーブ・モーターショーでの正式デビューに先立ち、2012年にパリのモンディアル・ド・ロトモビルにおいてMcLaren P1のデザインスタディが公開されてから5年が経過した。
登場から5周年となるMcLaren P1は「公道でもサーキットでも最高のドライバーズカーとなる」という、シンプルかつ極めて野心的な狙いを込めて作られた。現在でも史上最も偉大なスーパーカーの1つと考えられている、1990年代のMcLaren F1ロードカーの精神を受け継ぐモデルとして、McLaren P1には、マクラーレンができることを再定義するだけでなく、スーパーカーの限界を押し広げるという使命が課せられていた。
5年前の9月27日(木)英国夏時間17時45分、この目的を叶えるために作られたMcLaren P1は、2012年にパリの「モンディアル・ド・ロトモビル」でデザインスタディを披露。その5カ月後、2013年ジュネーブ・モーターショーで生産バージョンがデビューを果たした。
マクラーレンの50年にわたるモータスポーツでの経験と、ロードカー開発の深い知識を活かして作られたMcLaren P1は、マクラーレン・アルティメットシリーズの誕生とともに、ロードカーの性能を未知のレベルに引き上げる、技術面での飛躍的な進歩を示した。
英国サリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクションセンターで375台のすべてが手作業で組み立てられ、2015年12月に最後の1台の生産が完了している。