英国を代表する高級スポーツカーおよびスーパーカーメーカーである、マクラーレン・オートモーティブは、9月12日、英国のウィリアム王子(ケンブリッジ公)の訪問を受けた。
マクラーレン・オートモーティブのCEO、マイク・フルーウィットがウォーキングにあるマクラーレン・プロダクション・センターで案内役を務め、王子は従業員とも対面された。
マクラーレン・オートモーティブはマクラーレン・グループの中の最大の企業であり、技術事業やレーシング・チームも傘下に持ち、これらの事業を率いる最高執行責任者のジョナサン・ニールと業務執行取締役のザック・ブラウンも、王子の説明役を務めた。
また、マイク・フルーウィットの案内で王子は、ローリングロードテスト施設で性能テストを受ける直前のスペシャルカーにおなじみの、マクラーレン・バッジを付けるという経験もされた。
デザインディレクター、ロブ・メルヴィルは、マクラーレンの最新のスーパーカーである720Sに込められた哲学を王子に説明した。エンジニアや製造チームと連携してどのように設計戦略を策定しているのか、ならびに究極のドライバーズカーを作るためにどのように顧客と対話しているのかなどを説明した。
ウィリアム王子は、年間最優秀実習生の候補となった実習生のアレックスとも会話をされた。さらに、入社したばかりのアミーナと彼女のメンターであるマンディーとも対面し、マクラーレン・ オートモーティブ社が、彼女の能力開発や成長をサポートしており、最先端の技術と手作業の職人技を組み合わせるためにはそれが欠かせない、という説明を受けられた。
マクラーレン・オートモーティブのCEO、マイク・フルーウィットは次のように述べている。
「ウィリアム王子をマクラーレン・オートモーティブにお招きするのは、私個人にとって大きな栄誉であるとともに、世界的に知られた英国のスポーツカーおよびスーパーカーメーカーである当社の一人ひとりが当然誇りに感じることです。常に優れたエンジニアリングを追求し、開拓する精神がマクラーレンのDNAです。これは、創立者であるブルース・マクラーレンから受け継がれてきたもので、今も社員の心に植え付けられています。しかし、私たちは、様々な優れた才能を結び付け、男女を問わず彼らがユニークなスキルや経験を積めるようにすることによってのみ、可能性を広げ、世界を席巻するようなクルマと技術を生み出し続けことができるのです。私たちがクルマに情熱を注いでいるのは確かなことであり、それはマクラーレンカーを運転し、大切にしてくださっている多くのお客さまにも実感いただいています。あまり知られていないことですが、今回のケンブリッジ公のご訪問でお伝えしたかったのは、当社は、設計、エンジニアリングおよび製造における、次世代の才能の育成にも情熱を注いでいるということです。それは、全社を通じて、才能を引き寄せ、教育し、育成するのが当社にとっての重要事項であると私たちが認識しているからであり、そのような姿勢を貫いていることを、私たちはみな誇りに思っています」