アウトモビリ・ランボルギーニは、ウラカンの警察用モデル「ウラカン・ポリツィア」をイタリア・ハイウェイパトロールへ新たに納車し、ローマのヴィミナーレでアウトモビリ・ランボルギーニのCEOステファノ・ドメニカリからマルコ・ミンニーティ大臣に鍵が手渡された。
今回納車されたクルマは、ボローニャのハイウェイパトロール任務に投入され、通常の警察業務に加えて、輸血用血液や臓器の緊急搬送にも使用される。また、2015年から別のウラカンもハイウェイパトロールに使用されている。
イタリア警察の公式カラーに塗装されたウラカン・ポリツィアは、通常モデルと同様、610psのV10エンジンを搭載する全輪駆動で、最高速度での走行時にも最高のパフォーマンスと安定性が約束されている。
通常の装備とは別に、ポリツィアならではの装備としてコンピュータ、記録装置、ビデオカメラ付きタブレット等を備えた車載システム、パトカー装備であるガンホルスター、携帯用消火器、標準VHF警察無線、車両安全停止用の一時停止標識を固定するフックなども備えている。
また、ウラカン・ポリツィアの最重要任務である医療支援用に、フロントコンパートメントには移植用臓器を緊急搬送するための特殊な冷却システムが搭載されているほか、電気ショックで心拍を取り戻すAEDも搭載している。
実際、2016年には多くの医療支援を行ない、多数の血液、血漿、医薬品等の搬送を行なっている。