【ランボルギーニ】世界で29台だけ!1080馬力のV12 6.5Lハイブリッド

アウトモビリ・ランボルギーニは2025年8月18日、アメリカ・ぺブルビーチで開催の「モントレー・カー・ウィーク2025」で、世界で29台限定のスーパーカー「Fenomeno(フェノメノ)」を発表した。

このスーパーカーはランボルギーニ史上最もパワフルなV型12気筒6.5Lエンジンと3基の電気モーターを組み合わせ1080psを発生する超高性能ハイブリッドモデルだ。

フェノメノは、「ランボルギーニの最も代表的なスタイルを極限まで突き詰めたデザインマニフェスト」と位置づけられている。ランボルギーニの限定モデルの伝統と、新次元のパフォーマンスや先進技術、20年目を迎えるランボルギーニのチェントロスティーレ(デザインセンター)のアイコニックで本質的なデザインを記念して開発された特別なモデルだ。

フェノメノという車名は、勇猛な闘牛に由来する怪物を意味する。エクステリアは、ランボルギーニのレーシングカーに着想を得た2つの大きなエアインテークや、猛牛の角をイメージしたライトシグネチャー、可動式のリヤウイングを備えている。

ボディサイズは、全長5014mm、全幅2076mm、全高1161mm、ホイールベース2779mmと、スーパーカーにふさわしい威容を備えている。

専用のタービンデザインを採用したセンターロック式の鍛造ホイール(フロント21インチ/リヤ22インチ)を装着。タイヤはフロント:265/30ZRF21、リヤ:355/25ZRF22サイズのブリヂストン・ポテンザ スポーツ(ランフラット)が組み合わされ、さらに公道走行も可能なセミスリック仕様のブリヂストン製専用タイヤも用意されている。ブレーキはカーボンセラミックブレーキを装備している。

インテリアは、車両とドライバーの一体感を追求し、あたかも航空機パイロットのような感覚が得られるデザインやパッケージングを採用。3つのディスプレイを装備し、公道やサーキットでのドライビングに集中できるよう、ほとんどの操作ボタン類が廃止されている。

軽量化が追求されており、センターコンソールからドアパネル、スポーツバケットシート、エアコンの吹き出し口など、インテリアの主要な素材がカーボン製となっている。

ボディ、シャシーも航空工学にインスピレーションを得て開発されたカーボンファイバー製のモノコックと、フロント部分は樹脂を含侵させた短繊維のカーボンファイバーを加熱処理したコンポジット・カーボン製の骨格で構成されている。

パワートレインは、ランボルギーニ史上最もパワフルな6.5L・V型12気筒エンジン(最高出力835ps/最大トルク725Nm)を搭載。このV12エンジンの最高回転数は9500rpmと超高回転型だ。

ハイブリッド・システムは3基の電気モーターを組み合わせている。フロントのモーターは2基(各150ps)、8速デュアルクラッチ・トランスミッション内に配置されているラジアル型モーターで構成。

リヤのモーターは選択されたドライビングモードに応じて後輪に駆動力を供給する。駆動方式は4WDで、4輪駆動でのEV走行も可能だ。

システム最高出力1080ps。動力性能は0-100km/h加速が2.4秒、0-200km/h加速は6.7秒、最高速度は350km/h以上と公表されている。

ダイナミック性能では、、ランボルギーニで初採用となる6軸センサーを装備し、様々な走行シーンで車体の動きを高精度にコントロールすることができる。

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