ランボルギーニ スーパーカーが蘇る!新型「カウンタックLPI800-4」発表

アウトモビリ・ランボルギーニは2021年8月13日、新型「カウンタックLPI800-4」を発表しました。この復活を果たしたニューモデルは、20世紀の伝説のスーパーカーの21世紀版として革新的なデザインと技術を凝縮してデビューする限定モデルです。

モデル概要

カウンタックLPI800-4は、ランボルギーニのハイブリッド・スーパーキャパシタ技術を組み合わせたV12エンジンを搭載しています。LP(Longitudinale Posteriore:後方縦置き)エンジンと、2019年に発表された限定スーパースポーツカー「シアン」のために開発されたハイブリッド技術を組み合わせ、さらにV12気筒エンジンの独特の味わいとサウンドを実現しています。

V12気筒エンジンで出力780ps、電気モーター出力34psを組み合わせた総合最高出力は814ps。駆動システムはフルタイム4WD駆動システムを採用し、0-100km/h加速2.8秒、0-200km/h加速8.6秒、最高速度355km/hという驚異的なピークパフォーマンスを発揮します。

ステファン・ウィンケルマンCEOは、「カウンタックLPI800-4は、かつてのモデルがそうであったように、時代を先駆けるスーパーカーです。自動車史の中で最も重要なアイコンのひとつであるカウンタックは、ランボルギーニのデザインとエンジニアリングの理念を体現しているだけでなく、スーパーカーの定義を再構築し、想像できないほどの領域に到達し、そして何よりも夢のようなクルマであるという我々の哲学を表していました。カウンタックLPI800-4は、このランボルギーニの遺産に敬意を表していますが、回顧的な復刻版ではありません。70年代、80年代の象徴的なスーパーカーのカウンタックが、この10年間でどのようにモダンなスーパースポーツモデルに進化したかを表現しています。また、ランボルギーニの伝統である、ブランドのDNAを尊重しつつ、新しいデザインやテクノロジーの可能性を追求することも忘れてはいません。このクルマは、ランボルギーニというブランドの永続的でエモーショナルな力を表現しています。つまり、見ること、聞くこと、そして何よりもドライブすることで、常にインスピレーションを与え、スリリングな感情を高めてくれるでしょう」と語っています。

異次元の性能

カウンタックのV12気筒エンジンは、そのデザインと同様に伝説的な存在です。かつてのカウンタックは、サイドマウント・ラジエーターやエンジンより前方に配置されたギヤボックス、ボディ構造はチューブラー・スペースフレーム技術を採用し、キャビンフォワード・パッケージとするなど、重量配分とバランス、パフォーマンスを考慮した革命的なものでした。この哲学はカウンタックLPI800-4に引き継がれ、期待されるパフォーマンスを生み出すために、現在のランボルギーニの技術とエンジニアリングの頂点を目指しています。

カウンタックLPI800-4は、驚異的な性能を追求したスーパーカー「シアン」で採用されたマイルドハイブリッド技術とV12気筒エンジンを採用。モーターは同じ重量のリチウムイオンバッテリーと比較して3倍のパワーを発揮できるスーパーキャパシターからの電力で駆動されます。スーパーキャパシターは600A/48Vです。モーターは34ps/35Nmのアシストを行なうことができます。

V12気筒エンジンはドライサンプで、60度V12のレイアウトとし、ボア・ストロークは95mm×76.4mm、総排気量6498cc、圧縮比11.8で、780ps/8500rpm、720Nm/6750rpmを発生。最高許容回転数は8700rpmに達し、大排気量でしかも超高回転の特性を備えています。

ボディ骨格は、かつてのカウンタックのような鋼管スペースフレームではなく、モノコック構造で、モノコックとすべてのボディパネルにカーボンファイバーを採用。最適な軽量化と優れたねじり剛性を実現。なおカーボン製モノコックの前後にはアルミ材が使用されています。

カウンタックLPI800-4の乾燥重量は1595kg、馬力荷重は1.95kg/psです。エクステリアでは、フロント・スプリッター、フロントウィンドウ、ウィングミラー、エンジンボンネットカバー、エアインテーク、ロッカーパネルにカーボン材が使用され、インテリアでもカーボンファイバーが使用されています。

サスペンションは前後ともレーシングカーと同じオール・アルミ製のプッシュロッド式ダブルウイッシュボーンで、ダンパー/スプリングはボディ側に水平マウントされています。なお、チャシー制御は個別設定可能なESC、トラクションコントロール、ABSを採用。また操舵システムは後輪操舵を統合制御する4WSを採用。

4WDシステムは最新世代のハルデックス(油圧多板クラッチ)システムを装備。トランスミッションは7速オートクラッチ(AMT)式を採用。

最先端の3Dプリント技術を駆使して作られた可動式のエアベントや、ボタンを押すと透明、不透明に変化する可変光ルーフは、21世紀の未来的な技術の象徴であることを示しています。

ホイールはフロント20インチ、リヤ21インチサイズで、タイヤはピレリPゼロ・コルサを採用。ブレーキはカーボンセラミックで、キャリパーはフロントが6ポット、リヤ4ポット。

インテリアでは8.4インチサイズのセンタータッチスクリーンが装備され、コネクティビティやApple CarPlayとの接続可能。また、「Stile(デザイン)」と名付けられたユニークなボタンがあり、このボタンを押すとカウンタックのデザイン・フィロソフィーの解説を聞くことができます。

なおこのカウンタックLPI800-4は、ランボルギーニカウンタックの開発時に使用された内部プロジェクト名「LP112」に合わせて112台の限定生産です。デリバリーは2022年第1四半期に開始される予定で、価格は2億6000万円からとなっています。

現在スーパーカー・デザインの始祖

カウンタックという車名は、イタリア・ピエモンテ地方の方言で驚きや不思議さを表現する言葉で、「クーンタック」と発音され、ランボルギーニのモデル名の中で牛と関係のないものは数少ない車名です。

ランボルギーニのデザイン責任者の「初代カウンタックは、数年前からランボルギーニ・デザインセンターに展示されていました。このモデルを見るたびに鳥肌が立ち、私やデザインチーム全体にとって、未来のランボルギーニのデザインにインスピレーションを与えてくれます。これは我々のDNAの譲れない部分であり本質です」と語っています。

初代カウンタックは、ランボルギーニのデザインDNAを他の車とは違った形で創造し、新しいカウンタックは、その型破りでエッジの効いたキャラクターを未来に向けて発信することになります。

カウンタックの特徴的なシルエットは、フロントからリヤまで一体で続くライン、シャープなアングル、独特のウェッジシェイプを持ち、現代のスーパースポーツデザインに革新をもたらし、将来のランボルギーニのモデルにも影響を与えることになりました。

LPI800-4の特長的なカウンタック・フェイスは、長くて低い長方形のグリルとヘッドライトを備えたフロントボンネットの力強いライン、六角形をテーマにしたホイールアーチが特長です。

また、鋭い傾斜角を持つキャビンは、オリジナルのカウンタックのような直線的なラインを採用し、力強くクリーンなフロントからリヤへのラインと調和させています。固定式のリヤウィングは装備せず、エアスクープは、カウンタック特有のスラット形状を採用。

サイドとドアには、象徴的で空気力学的に強力なNACAエアインテークが切り込まれており、ルーフから車体後部に向かって走るラインは、上から見ると車体後部に向かって浮かんでいるように見えるのが特長です。

リヤは、印象的な逆ウェッジシェイプとし、リヤバンパーはより低く、なめらかなラインを描き、3ユニット式ののリヤライトと組み合わされています。また電子制御式リヤ・スポイラーを装備。

カウンタック・ファミリー伝統の4本のエキゾーストテールパイプが、カーボンファイバー製リヤディフューザーの中に埋め込まれています。ドライバーとパッセンジャーのアクセスには、カウンタックで初めて採用され、ランボルギーニV12の特徴となっている有名なシザードアを採用しています。

カウンタックLPI 800-4 主要諸元

全長4870mm、全幅2099mm(ミラー展開時2265mm)、全高1139mm、ホイールベース2700mm
最低地上高115mm、前後荷重配分43:57、車両乾燥重量1595kg、燃料タンク容量70L、ラゲッジ容量63L

最高速度:355km/h、0-100km/h:2.8秒、0-200km/h:8.6秒

ランボルギーニ 関連記事
ランボルギーニ 公式サイト


The Mortor Weekly

ページのトップに戻る