ランボルギーニ・ポロストリコ、テクノ・クラシカ・エッセン2018にてエスパーダ、イスレロの50周年記念を展示

ランボルギーニのレストアと認定、文書・記録の保管、クラシックカー用オリジナルスペアパーツを扱っているランボルギーニ・ポロストリコは、3月21日から25日までドイツ・エッセンで開催されていたテクノ・クラシカ2018で、エスパーダとイスレロの50周年を記念した展示を行った。

ランボルギーニ・ポロストリコ、テクノ・クラシカ・エッセン2018にてエスパーダ、イスレロの50周年記念を展示

今回出展された2台のうち1台は1976年製のエスパーダ・シリーズIII。エスパーダはランボルギーニのクラシックカーで2番目に販売台数の多いモデルで、1968年から1978年の約10年間に3つのシリーズ(S1:1968〜1970年、S2:1970〜1972年、S3:1972〜1978年)にわたり約1300台が生産された。

ランボルギーニ エスパーダ・シリーズIII

今回展示されたエスパーダは現在ランボルギーニ・ポロストリコでフルレストア中のもので、外装が濃青、内装はマスタード色。2018年5月のレストア完了後、同車を所有するアウトモビリ・ランボルギーニの所蔵クラシックカーとして、ランボルギーニ・ミュージアムに展示される予定。10カ月間のレストア・プロジェクトでは、シャシー、ボディ、電装系統、各種機構が完全にオーバーホールされた。ポロストリコが保管するオリジナルの生産資料に基づき、ランボルギーニのオリジナルスペアパーツのみを使用して元の形に復元されている。

ランボルギーニ・イスレロ

もう1台のランボルギーニ・イスレロは1968年に発表されたモデルで、1970年までに約220台が生産された。ランボルギーニ400GTの後継車で、400GTと同じ320hpの4.0L V12 エンジンを搭載している。エッセンで展示されたのは鮮やかなグリーンの外装とタバコ色の内装のイスレロS。70台しか生産されなかった350hpの希少なモデルだ。ボディワークとインテリアに手を加えてラグジュアリー感をさらに増したモデルとして、1969年に発売された。

クラシックカー向けにオリジナルスペアパーツの品揃えを強化していく取り組みの一環として、アウトモビリ・ランボルギーニはクラシックモデルのマニュアル復刊を徐々に進めている。エッセンでは、エスパーダの極めて珍しいオーナーズマニュアル2冊(10/70および3/73)と、イスレロSのオーナーズマニュアルの復刻版を、両モデルの50周年を記念して出展した。新しく刊行された復刻版は、オリジナルのデザイン、印刷、製本プロセスを再現し、原本に忠実に複製されている。

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