フォード・ジャパン・リミテッドは2011年5月24日、新型「エクスプローラー」を導入し、予約注文受付を開始すると発表した。納車は2011年秋より開始される。
エクスプローラーはフォードを代表する大型SUVで、発売から20年が経つ人気モデルだが、今回、発表されたエクスプローラーは、これまでにない大幅な改良が施されている。
特にボディ構造は、シャシーとボディが独立した旧来のボディ・オン・フレームから、軽量化に優れたユニボディ(モノコックボディ)へと変更され、乗り心地やハンドリング性能を向上させた。
エクステリアは、3本バー・デザインの大型グリルを採用するなど、ひと目でエクスプローラーと分かる力強さはそのままに、より洗練されたモダンなフォルムを取り入れたという。
室内には、エアコン、オーディオ、携帯電話のハンズフリー通話などを一元化して操作できるMy Ford Touchが搭載された。タッチパネルでの操作のほか、ステアリングスイッチや音声でも操作することができ、使い勝手を向上させている。
そしてエンジンは、新開発の3.5L V6型エンジンを搭載し、Ti-VCT(吸排気独立可変バルブタイミング機構)や、ADFSO(減速時燃料遮断機構)といった新技術を導入することで、燃費性能を従来モデルより約20%改善した。最高出力は294psを発揮し、従来モデルに搭載されていた4.6L V8型エンジンとほぼ同じエンジンパワーを得ている。
今回のフルモデルチェンジでエクスプローラーは、大型SUVとしての力強い走りと、高い環境性能を両立させたことも大きな特徴と言える。
また、安全装備として、オーバースピードでコーナーに進入した際、車線逸脱を未然に防ぐ、カーブコントロールを世界で初めて採用した。