フェラーリ、3年連続で「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」受賞

フェラーリは、すべての8気筒ラインアップに様々なバリエーションで搭載されている最新ターボV8エンジンが、「2018年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞したことを発表した。これでフェラーリのV8エンジンは、3年連続で世界最高のエンジンに選出されたことになる。

フェラーリ V8ターボエンジン 2018年インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞

またこのV8エンジンは、「エンジン・オブ・ザ・イヤー」総合1位の名誉を獲得するだけにとどまらなかった。最新モデルの488ピスタに搭載される最高出力720cvの3.9L V8エンジンは、排気量3〜4Lクラスの「パフォーマンスエンジン」部門と、68名の国際審査員の投票によって、過去20年の歴代受賞エンジンから最優秀賞を選出する特別賞「ベスト・オブ・ザ・ベスト」も獲得した。

ーーインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー・アワードの共同会長であるディーン・スラブニッチ氏は
「フェラーリ 488 GTB の 3.9L 8気筒エンジンは、高性能ターボチャージャーを搭載したエンジンとしては、ライバル不在とも言えるほど極めて水準が高く、非の打ち所が ありませんでした。ところが、この世界最高のエンジンは、488ピスタに搭載すべく再開発および調整され、性能がさらに向上しました。現在我々は、間違いなくフェラーリによる最高峰の技術を目の当たりにしているのです。ターボラグが無く、見事なまでのパワー伝達、命あるかのような感情、そして強烈なエンジン・サウンドと圧倒的なパワー……。このフェラーリV8エンジンは、まさに芸術作品です」
と語った。

また、812 Superfastの出力800cvを誇る自然吸気6.5L V12 エンジンも、「4L超」部門でエンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得。さらに、このパワーユニットが、「F12berlinetta」の6.3Lエンジンのコンポーネントを75%刷新し、全体的に再設計されていることから「最優秀 ニュー・エンジン」部門の2冠に輝き、フェラーリの記録的な年に貢献した。

フェラーリ V12エンジン 4.0L超部門 インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー賞を受賞

記念すべき20周年の節目を迎えた今回のアワードで、フェラーリは6部門で賞を受賞している。自動車メーカーの1年での受賞数として、過去最多を記録することになった。
また、今回の受賞でフェラーリが獲得したトロフィーの数は、合計で27に達している。これは、どのスポーツカーメーカーも成し得たことのない、歴代最高の受賞記録となった。

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