【スマホとクルマ】アウディ 2015年からアンドロイドオート、アップルCar Playを導入

アウディ  Android とiOSを搭載

2014年6月27日、アウディ本社はGoogle社のアンドロイドオートとApple社のアップルカープレイのソフトウェアをアウディ車に導入すること、将来的には主な機能は同社のMMI(マルチメディア・インターフェース)に統合される予定だという。

アウディの研究開発担当取締役のウルリッヒ・ハッケンベルク博士は、「我々のお客様は、常に自身のスマートフォンから得られるサービスを車内でも使えることを望んでいます。そのため、我々はGoogle社やApple社のようなリーディングカンパニーと密に仕事をしないといけない。将来的には、スマートフォンで使用している機能が、オペレーションシステムを通して車内でも使用が可能となるでしょう」と語っている。

さらに「これらの機能を搭載するにあたり、重要なパラメーターはいかに使い勝手が良く、注意散漫にならないかです。また、データの機密保護も必要不可欠なものとなります。我々はインフォテイメントから車両関連機能を分けているため、未承認アクセスに対してはデータを保護するようにします」と話す。

アウディはGoogle社のOAA(Open Automotive Alliance)に唯一名を連ねるプレミアム自動車会社となっている。この協力関係は2014年の初めに始動し、「アンドロイドオート」の旗の下でアンドロイドのプラットフォームやそのアプリをクルマに統合することを目的とし、初期成果として、すでにグーグルマップやグーグルプレイミュージックのストリーミングサービスなどをナビゲーション経由にて受けることができるようになっている。

Apple社カープレイとの統合に向けての話し合いは、シリコンバレーにあるアウディ開発研究所とアップル社で行なわれている。こうした密接な協力関係が、最も普及しているこの2 つのスマートフォンプラットフォームをアウディMMIへ最適統合することを可能にしているのだ。近い将来にはオーナーは好きな時に好きなプラットフォームをクルマの中で選択できるようになるという。

アウディAG公式サイト
アンドロイドオート公式サイト
Open Automobile Alliance公式サイト
アップル CarPlay公式サイト

自動車技術会
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