吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL38
ホンダのフラッグシップモデルであるレジェンド。ホンダは2014年からいろいろなことがあって、大幅に新車投入スケジュールが変更となり、「レジェンド」も例外に漏れず発売スケジュールが押し押しとなりました。
レジェンドは、メーカーの顔のひとつであるフラッグシップセダンにも関わらず、なんとなくひっそりデビューした感が否めないのですが、フロントライトはしっかり存在感のある大粒のキラキラ系。派手ではないけれど、それなりに華があり、存在感を出しています。
世界初の3モーターハイブリッドというのも売り文句の一つ。というか、設定はハイブリッドモデルしかないことにびっくり! 3.5L i-VTEC+3モーターでJC08モード燃費が16.8㎞/L。立て続けに発売されたホンダ車の中では、個人的には一番好き。あ、S660は別として…。
ほどほどにしっとりしてて、ほどほどの高級感。このほどほどという、良い感じのさじ加減が、独特な世界でもある日本の社会やビジネスシーンには必要不可欠なのかもしれませんね。
他メーカーのフラッグップカーや高級車には、マッサージ付チェアやシートサポートなどの驚く装備が付いていたりするのですが、レジェンドには残念ながらそこまでの装備はついていません。そんな中、私が気になったのは…なんと! サンバイザー!
普通、サンバイザーというと素材は樹脂というかプラスチックのようなものか、あるいはなんかビニールっぽいペラペラなもの。超高級車はレザーというイメージですが、レジェンドはモフモフした化学繊維的なものを採用しています。
このうーん、この感触、他のサンバイザーでは味わったことないかも。ある意味こういうところまでこだわっているのだとしたら、レジェンドは確かに高級車なのかも!