【コラム】「「Hey!」じゃなくて日本では「Hi!」でよかった!そして中国では…!?」~メルセデス・ベンツ新型Aクラス

VOL.118 吉田由美のピンポイント&チャームポイント

今回4代目となるメルセデス・ベンツ新型Aクラス。
1997年に発売された初代Aクラスは、背が高いミニバンスタイル。リーズナブルでカジュアルなコンパクトサイズのメルセデスということで、若者や女性、あるいはファーストメルセデスのユーザーを取り込むモデルとして登場しました。が、最初は注目を集めたものの、今ひとつファミリー感や商用車感が漂い、その後は伸び悩み。
吉田由美の「ピンポイント&チャームポイント」 メルセデス・ベンツ新型Aクラス

3代目で今のスポーティなハッチバックスタイルに大変身。そしてファミリー向けというより、スタイリッシュ寄りになって、お洒落でスポーティにイメージチェンジを図りました。個人的にはこのデザインになって好感度アップです。

そして4代目の新型Aクラス。
フロントマスクは、大きな口を持ち、フロントバンパーにはキラキラ輝くダイヤモンドヘッドグリルとシルバーのルーバーでAクラスを印象付けていますが、全体的には今ドキなメルセデスのプロポーション&メルセデス顔。フロントヘッドライトは18個のLED、最新のマルチビームLEDヘッドライトが状況に応じて精密に自動制御してくれます。

吉田由美の「ピンポイント&チャームポイント」 4代目となった新型Aクラス
4代目となった新型Aクラス

大きく変わったのはむしろ顔ではなく、室内と中身。
印象的なのはダッシュボードのデザイン。左右のフロントドアに繋がるようにデザインされ、10.25インチのワイドディスプレイ。しかも嬉しいタッチ操作!さらにアンビエントライトもAクラスより格上のモデルと同様64色が設定可能!

そして先進安全装備もほぼSクラス並み!

さらに新型Aクラスには「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」というメルセデス・ベンツで初めての対話型インフォテイメントが搭載されています。
吉田由美の「ピンポイント&チャームポイント」 メルセデス・ベンツ新型Aクラス

最大の特徴は、人工知能による学習機能がついていて、音声で自然な話し言葉でも対応してくれるので、手が離せない運転時には活躍してくれるはず。なのですが、その呼びかけがポイント。

googleが「OK、google(グーグル)」。アマゾンが「Alexa(アレクサ)」と呼びかけるのと同様のものですが、メルセデス・ベンツの場合は「Hi(ハイ)!メルセデス」。
吉田由美の「ピンポイント&チャームポイント」 メルセデス・ベンツ新型Aクラス

当初、海外では「Hey!メルセデス」で、海外のモーターショーなどでも「Hey!メルセデス」とプロモーションしていますが、個人的に「これは無いなぁ」と思っていました。なにしろ日本では「Hey!」という言葉に馴染みが無いので、言葉に出すのが恥ずかしい。100歩譲って使ったとしても、誰かが同乗しているときには使えないのでは?そうなると、せっかくの機能が使われない機能になるのではないかと懸念していました。

それが「HI!」となったお陰で少し使いやすくなるのではないかと思うのです。実はこれ、国によって呼び名が違うらしく、英語圏では「Hey!メルセデス」ですが、中国では「ニーハオ、ベンツ!」とか。・・・・・・え?すでにメルセデスって言ってないし。
吉田由美の「ピンポイント&チャームポイント」 メルセデス・ベンツ新型Aクラス

今回の新型「Aクラス」の国内発表会では「メルセデス・ベンツの「メルセデス」は、そもそも女性の名前。言いやすいのではないか?」と言われていましたが、日本ではプロ野球選手で読売ジャイアンツ軍のピッチャー、クリストファー・クリソストモ・メルセデス選手の活躍で男性名という意識が強いかもしれません。ですが、この際、メルセデス・ベンツ日本はメルセデス選手をイメージキャラクターに起用してはいかがでしょうか?
 
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COTY
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