VOL.101 吉田由美のピンポイント&チャームポイント
私がこのところ試乗しているのがスタッドレスのタイヤを装着したマツダ「CX-5」
現在試乗中なのは4WDですが、じつは我が家には一台、先代の「CX-5」があります。こちらは弟夫婦の愛車なのですが、毎年12月に入って早々にスタッドレスタイヤに履き替えるため、雪が降ったら時々借りたりしています。
しかし、それはFF。数年前の関東地方に大雪が降った時も借りて大活躍でしたが、新雪で20㎝ぐらい積もるとさすがにFFでは厳しい・・・。
その点、今試乗中の新型CX-5は4WDで2.2Lのクリーンディーゼルエンジン。
今、私のクルマ購入のポイントのひとつに間違いなくなっているのが先進安全性能。CX-5の場合も標準装備で国が推奨する自動車安全「セーフティ・サポートカーS」の「ワイド」に該当する、対歩行者のブレーキの自動制御支援をする「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート」、ギヤやペダルの踏み間違いによる急発進を抑制する「AT誤発進抑制制御」。状況に応じてヘッドライトが自動照射されたり、車線逸脱防止装置警報(LDWS)の標準装備はもちろん、後退時の踏み間違い抑制ブレーキ、後退時の誤発進防止制御、後方からのクルマの接近を知らせる「ブラインド・スポット・モニタリング」やバックで駐車場を出るときに左右から接近するクルマをドライバーに知らせる「リヤ・クロス・トラフィック・アラート」。駐車時の周囲の障害物を知らせる「リヤパーキングセンサー」。そして危険認知支援や衝突回避支援、被害軽減などを行う「i-ACSTVSENSE」ではなく・・・
こだわりのドライビングポジション。でもなく・・・
深化したエクステリアデザイン。でもなく・・・
質感の上がったインテリアデザイン。でもなく・・・
今やマツダの技術の代名詞「スカイアクティブテクノロジー」でも、無駄な動きを抑制する「Gベクタリング」でもない。
私が最高に「CX-5」に感心したのは「ハンドルヒーター」。これまでも私は自分の愛車に「シートヒーターは必須」と言っていますが、もうひとつ加えたいアイテムです。この寒さの中、「シートヒーター」と「ハンドルヒーター」が大活躍しています。「ハンドルヒーター」も「シートヒーター」同様、スイッチを入れた瞬間に暖かくなり、寒がりさんたちには最高に嬉しいアイテム。
レザーのハンドルは朝などに想像以上に冷えているので、このぬくぬくしたハンドルヒーターが手も心も温めてくれます。しかも「CX-5」のハンドルヒーターのスイッチがある場所は車内の一等地。並みいる強豪(?)たちを差し置いて、しかもシートヒーターとセットで並んでいます。ここなら目につくので忘れることなく使い倒せます。これぞ「本当に使う人の身になって考えた」といえるのではないでしょうか?