【コラム】未来のクルマは”おしっこ”タイミングも自由自在!?~トヨタ・ミライ(MIRAI)@吉田由美

吉田由美のピンポイント&チャームポイントVOL26

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今回は話題の燃料電池車トヨタ・ミライのピンポイントなチャームポイントを見つけてきました

みなさん、こんにちは。吉田由美です。いきなりなんというタイトルのコラムを書いているんだと! いうお叱りの声が聞こえてきそうではありますが、お食事中の方には、失礼いたしました~(笑)。

私はこれまで、水素を使って走る燃料電池車「FCV」のシンポジウムに何度か出演させていただいたことがありましたが、私自身はなんとなくもう少し「未来のクルマ」というイメージを持っていました。しかし気が付けば、市販モデル、トヨタ・ミライが発売という…。

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燃料電池車とは、水素と酸素を化学反応させて発電し、クルマを動かすというものですが、その時に車から排出されるのは水だけ、という環境に優しいクルマ。つまり、水素を使った、れっきとした電気自動車ファミリー。

…と、そこまではご存知の方もいらっしゃると思います。

私もこれまでミライはもちろん、いろいろな燃料電池車に試乗していますが、「ミライ」ではじめて体験し、「なるほど~」と思った機能があります。

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トヨタ・ミライが走る仕組みはこんな感じです。ステップ6の「水を排出」を自分のタイミングで…というのが個人的にツボでございます

ハンドルの奥にある「H2O」というスイッチがあるのですが、これを押せば、好きなタイミングで分解された水を排出することができるのです!

水素と酸素の化学反応で出た水…。通常のガソリン車でも、エアコン使用時などに水が排出されていますが、停車している時にエアコンをかけたままにしておくと、停めた場所に水がそのまま排出されていることがありますよね。しかし、それはある意味当たり前の風景だったりするので、私はそのことに疑問を感じたことはありませんでした。

しかし、ミライの場合には、もしかしたらエアコン使用時に出る水に比べて排出される水の量が多いためなのか、意識的に排出させる機能付きなんですね!

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そういえばミライの場合、1回の充填で約650㎞ほど走行可能とのことですが、1回の充填で排出される水の量はどれぐらいなのでしょう? そのうち、排出されるCO2量がカタログに書かれているように、排水量という項目ができるかもしれませんね。しかもその水を、そのまま捨てるのではなく、さらに再利用できたら面白いのに~、なんて「未来」のことを考えたりもしました。では、また次回。

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