
プリウスPHVの一般公道での試乗会がようやくありました。プロトタイプの試乗が昨年の夏にあったので、半年くらいたっていたわけで、国内導入が遅れた理由がいくつか噂されていますね。その本当のところがトヨタの人から聞けたので、それはメルマガでご報告しますね。

噂されていたバッテリーの問題、カーボンのリヤハッチの生産が追い付かないなどの憶測。中にはプリウスのデザインがあまりにもカッコ悪いので、鶴の一声があって、デザインをやり直した!なんていうとんちんかんな噂まであります。が、いずれもハズレ。

その日の午後にはポルシェ・パナメーラの発表会が銀座でありました。数寄屋橋近くにある「東急プラザ銀座キリコラウンジ」で行なわれたのですが、実車の搬入が凄かったみたいです。

普通、搬入用のエレベーターがあって、お客には見えないように搬入導線があるものですが、この会場6階なのですが、なんと、外からクレーンで吊り上げての搬入だったそうです。前日の深夜に作業が行なわれたということですが、もちろん知る由もなく、ポルシェジャパンの広報の方のフェイスブックで知りました。なんとも力技で凄いことです。

アイシンがミラノデザインウイークに出展するという概要説明がありました。アイシングループはATトランスミッション専用に製造するアイシンAWは有名で、いくつかに分社化しているグループです。その昔は戦中に飛行機制作を国の依頼で作る軍需産業が始まりという歴史があります。
いまではトヨタグループ以外にも多くのパーツ、システムを扱う世界的企業なのは、AP読者であればご存知だと思います。そのTier1であるアイシンがデザインイベントへの出展というのは意外でした。
今回で4回目の出展ということですが、ネタとしてはこちらに掲載しています。つまり、次世代モビリティに欠かせない制御技術を駆使して、見えないものを見えるように感じさせていくような、五感を数値化して五感に訴えるという取り組むですね。
これこそ、技術がなければ不可能なので、アイシンの技術力アピールは強烈なインパクトがきっと起こると思います。まさに制御の極みであり、現在の開発トレンドとなっているわけです。その詳しい内容は、メルマガで報告しますね。

JSAEのモータースポーツシンポジウムがありました。自動車技術会という団体は、自動車メーカーのエンジニアが集まって組織されていて、情報共有のひとつとして、こうしたシンポジウムが開かれます。聴講している人も自動車メーカーのエンジニアで、いわば専門家による、専門家のための情報交換の場といったシンポジウムです。
ですので、全部が理解するというのはすべての領域に精通していなければ不可能で、エンジニア自身も専門分野でなければ、分からない、という世界のシンポジウムです。
これは、人とクルマのテクノロジー展(毎年5月開催)で行なわれている学術講演会やフォーラムと同様、APにとっては勉強の機会であり、自動車開発の最先端が垣間見える貴重なシンポジウムなんです。