舘内端の「2020年への旅」

{舘内 端 | Tadashi Tateuchi}
一般社団法人 日本EVクラブ代表[br]
日本カー・オブ・イヤー評議委員[br]
1947年群馬県生まれ。日大理工学部卒業。東大宇宙航空研究所勤務の後ベルコ・レーシング入社。レーシングカーの設計を手掛ける。1998年、環境大臣賞を受賞。2009年東京~大阪無充電555.6kmの記録でギネス認定。2010年無充電1003kmでギネス認定。著書多数。

【舘内 端 連載コラム】第41回 近代日本史:自動車の再生とエネルギー転換

新シリーズ 舘内端の自動車進化論 その1 自動車の課題とエネルギー 自動車と安全 自動車はさまざまな問題を抱え、それを(半ば)解決し、これまでの130年の歴史を刻んできた。たとえば自動車事故の撲滅であ...

【舘内 端 連載コラム】第40回 近代日本史:内燃機関自動車が崩壊するまで

新シリーズ 舘内端の自動車進化論 内燃機関自動車を崩壊させるのは石油 自動車の使う石油の量は 自動車は石油で走る。では、自動車は石油をどのくらい使うのだろうか。これを知ると、さすがの内燃機関自動車ファ...
【舘内 端 連載コラム】第39回 近代日本史:内燃機関自動車が崩壊する

【舘内 端 連載コラム】第39回 近代日本史:内燃機関自動車が崩壊する

新シリーズ 舘内端の自動車進化論 ■騒動の決着はついた 世界を震撼させた「2017年電気自動車騒動」は、私には早々に決着がついたと思える。どんな決着かというと、世界の自動車はすべて電気自動車になるとい...

【舘内 端 連載コラム】第38回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その7 世界EV大変革 取り残される日本の自動車と自動車産業

■エコカー技術大国日本の盛衰 確かに90年代の後半から2000年代の日本はエコカー先進国であった。米国で2005年にプリウス・ブームが始まると、日本でもハイブリッド車が売れ始め、プリウスは販売台数トッ...
【舘内 端 連載コラム】世界EV大変革 取り残される日本の自動車と自動車産業

【舘内 端 連載コラム】第37回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その6 世界EV大変革 取り残される日本の自動車と自動車産業

■EV販売比率は54%になる 2017年7月6日、調査会社のブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンスは、2040年時点の世界の乗用車販売に占めるEV比率は54%に達するとの見通しを発表した(日経)...
【舘内 端 連載コラム】 第36回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その5 世界EV大変革 取り残される日本の自動車と自動車産業

【舘内 端 連載コラム】 第36回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その5 世界EV大変革 取り残される日本の自動車と自動車産業

ボルボ・カーのCEOであるホーカン・サムエルソンは、2017年7月5日の記者会見で、「2019年以降に発売するすべての車をEVやHVなどの電動車にする」と発表した(日経7月6日)。 (さらに&hell...

【舘内 端 連載コラム】 第35回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その4  トヨタを迎える人工頭脳とEV

2016年11月17日 トヨタの社内変革の大きな一歩を示すXデーのひとつが、2016年11月7日となった。この日にトヨタは2020年までにEVの量産体制を整えると発表したのだ。世界一、二を競うビッグカ...

【舘内 端 連載コラム】第34回 新聞記事斜め読み 第3回  環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その3 

さて、回も重ね環境とエネルギーをめぐる自動車の旅というテーマで舘内端さんの主張が展開されている本コラムだが、2016年秋、トヨタの社長直轄プロジェクトとして電気自動車の社内ベンチャーが立ち上がった。 ...

【舘内 端 連載コラム】第33回 新聞記事斜め読み  環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その3 

前回につづき、新聞とWeb記事を拾い、私なりの解説を加え、その記事の背景や持っている意味について考えてみたい。もちろん、連載テーマ「環境とエネルギーをめぐる記事が中心である。 (さらに…...

【舘内 端 連載コラム】第32回 自動車ローン破綻による金融危機目前か! 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その3 

新聞記事やWEBの情報は、その役割からいって直近の話題が大半である。私たちは、今、どこにいるのかを知るには好都合だ。しかし、その記事、情報がどのような背景で、なぜ記事として編集キャップに拾われたのかを...

【舘内 端 連載コラム】第31回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その3 温暖化の現実と代替燃料

先日、某誌の連載で米国製スポーツカーに試乗した。2メートルの車幅に、スーパーチャージャーを装備した6.0L V8型エンジンを収め、最高出力は600馬力のモンスターである。環境派と呼ばれる私が、うかつに...

【舘さんコラム】第30回 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その2  売れないEV/PHEV

PHEV襲来 江戸末期の黒船といえども、これほどの数が来襲したとは思えない。もし、あったとしたら2度にわたる元の来襲ではないだろうか。それほどの勢いで日本の市場にヨーロッパ製のPHEV(プラグイン・ハ...

伊勢志摩へ向けてEVパレード出発! 次世代モビリティをアピールするぞ!!

一般社団法人 次世代自動車振興センターの主催、三重県の共催で、一般社団法人 日本EVクラブが企画運営した、「EV・PHEV東京-伊勢志摩キャラバン」の出発式が行なわれた。このイベントは経済産業省が後援...

新シリーズスタート 環境とエネルギーをめぐる自動車の旅 その1 【舘さんコラム】第29回 新型プリウスPHV発進

新型のプリウス・プラグイン・ハイブリッド(PHV)が2016年のニューヨーク・モーターショーで発表された。日米欧で今秋に発売されるという。ニュースとしては、これだけの情報で十分かもしれない。しかし、新...

【舘さんコラム】2020年への旅・第28回「次世代車をめぐる旅その7 番外編 東京モーターショーに見る資本主義の終焉」

前回のつづき ◆EVの資本主義化 ただ、欧州勢の戦略に誤りがなかったというと、そうではない。ディーゼルの排ガス問題だ。 欧州の環境委員会は、排ガスによる健康被害よりも、CO2による地球温暖化の悪化を重...

【舘さんコラム】2020年への旅・第27回「次世代車をめぐる旅 その6 番外編 東京モーターショーに見る資本主義の終焉」

ここ10年ほど、各自動車メーカーは東京モーターショーで明確な進路を示せないでいた。新しい提案がなく、会場は湿りがちであり、来場者も減った。ところが今回は、明確な進路を示していた。3つの進路があったと思...

【舘さんコラム】2020年への旅・第26回「次世代車をめぐる旅 その5 番外編 東京モーターショーに見る資本主義の終焉」

のきなみの低金利にあえぐ世界 住宅金利が安い。固定型か変動型かで変わるが、およそ0.6%から1.6%だ。ちなみに私の親戚がバブルの始まる直前の1988年に都内で5000万円の戸建てを買ったときは、金利...

【舘さんコラム】2020年への旅・第25回「次世代車をめぐる旅その4 ハンドル争奪戦争勃発」

自動運転車には後ろ向きで乗るな メルセデス・ベンツのコンセプトカーであるF015は、完全な自動運転車だ。その試乗会といっても運転は叶わない自動車評論家殺しの催しが、サンフランシスコの郊外で開かれた。 ...

【舘さんコラム】2020年への旅・第24回「次世代車をめぐる旅その3 ハンドル争奪戦争勃発」

今さらながら便利な自動車 自動車はいろいろな価値で測られてきた。あるいは、いろいろな役目を負わされてきたといってもいい。自動車を購入する理由はさまざまである。かくいう私はどんな理由で選んできたか。いい...

【舘さんコラム】2020年への旅・第23回「次世代車をめぐる旅その2 ハンドル争奪戦争勃発」

シーマは、私は… 前回から始まった【次世代車をめぐる旅】は、寄り道をしたおかげで早くも暗礁に乗り上げてしまった。2代目シーマを試乗し、東名高速道路で自動運転を楽しんでいた私は、用賀料金所を目の前にして...
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