トヨタは2019年10月18日、C-HRをマイナーチェンジし、新たに「GR SPORT」を設定して発売した。さらに1.2Lターボ・モデルに6速iMT車を追加し、ラインアップを拡大している。
モデル概要
デザインでは、フロントのエアインテークを左右に広げ、ワイドスタンスを強調。またフロント・フォグランプをエアインテーク上部に配置している。G、G-T、S”GR SPORT”、S-T”GR SPORT”のヘッドランプは、上部に長く伸びるLEDクリアランスランプをデイライトとターンランプのダブルファンクションとしている。またリヤ・コンビネーションランプには右左折時に、車両内側から外側に流れるように点灯するシーケンシャルターンランプを採用している。また、S、S-Tのヘッドランプはパラボラ式LEDを採用。
ボディ色は、新規設定色のエモーショナルレッドⅡ、オレンジメタリックなど8色を含む全16色を設定(モノトーン8色、ツートーン8色、「GR SPORT」は全11色)。インテリアカラーには新たにオーキッドブラウンを設定している。
GR SPORTは2機種
トヨタGAZOOレーシングがチューニングしたGRシリーズとして、「S“GR SPORT”」、「S-T“GR SPORT”」の2機種を新規に設定した。この2機種は、フロア下にフロアセンターブレースを追加しボディ剛性を強化。操舵応答の向上やフラットな乗り心地によりスポーティな走りを追求している。さらに専用の19インチタイヤ(225/45R19)を採用し、サスペンションについても専用のチューニングを採用している。インテリアもGR専用本革巻き小径3本スポーク・ステアリングホイールをはじめ、専用のガーニッシュ類を装備している。
これ以外に、1.2Lターボ車(FF)に変速・発進操作をアシストするインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)を採用した6速マニュアル車を設定した。ターボエンジンによる爽快な走りと6速iMTによる操る楽しさを実感できるスポーティ・モデルと位置づけられる。
安全装備では、駐車時などに静止物を検知して衝突被害の軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]、駐車場での後退時に左右後方から接近する車両を検知し、ブレーキを制御するリヤクロストラフィックオートブレーキ(パーキングサポートブレーキ[後方接近車両])、車両を上から見たような映像をディスプレイ画面などに表示するパノラミックビューモニターなどを新たにオプション設定。
その他にディスプレイ・オーディオ、通信モジュールを全車標準装備化している。そのため、スマートフォンと連携可能で、各種のアプリ、LINEカーナビなども使用できる。またApple CarPlay、Android Autoはオプション設定されている。