スズキは2018年6月4日、インドにおける四輪車の累計生産2,000万台を達成したと発表した。
2,000万台の達成は日本に次いで2カ国目で、1983年12月の生産開始から34年5カ月での達成は日本の45年9カ月を抜いて最速となる。最多生産車種は約317万台を生産した「アルト」で、2,000万台目はグジャラート工場で生産した「スイフト」だった。
スズキは1983年12月に、現在の子会社マルチ・スズキ社の前身であるマルチ・ウドヨグ社で、生産第一号車「マルチ800」をラインオフした。以来、インドの経済成長に伴う需要拡大に合わせて生産台数と車種を増やしてきた。
現在、インドでスズキ車を生産しているのは、マルチ・スズキ社のグルガオン工場とマネサール工場に加え、スズキ100%出資により設立した生産子会社スズキ・モーター・グジャラート社のグジャラート工場の3拠点。「ディザイア」「バレーノ」「アルト」「スイフト」「ワゴンR」「ビターラ・ブレッツァ」など16車種を生産している。
2017年度の生産実績は約178万台。インド国内で165万台を販売し、欧州、日本、アジア、アフリカ、中南米など、100を超える国や地域へ13万台を輸出した。