ZF ADAS技術インタビュー:ビジネスサポーターとしての安全確実なコネクティビティの重要性

雑誌に載らない話vol259

【ハノーバー商用車ショー(IAA CV)2018 見聞録】

これまで、電動化、自動運転、そしてコネクテッドの波は商用車にも訪れ、ビジネスをする上でのツールとして考えられているということをお伝えしてきた。今回は将来のモビリティに欠くことのできない最重要課題とも言えるコネクテッドについて、ZFのADASビジネス開発ダイレクターのマーティン・マイヤー氏にインタビューできたので、その内容をお伝えしよう。
ZF ADASビジネス開発ダイレクター マーティン・マイヤー氏

マーティン・マイヤー氏はZFの商用車事業部ADASビジネス開発ダイレクターで、コネクティビティの重要性とその使われ方について聞いてみた。

ーーマイヤー氏
「コネクティビティは自動運転のレベル3~5になると非常に重要なことになってきます。それは車車間通信、信号との連携、渋滞情報などが常につながっていなければレベル3以上の自律走行はできません」

常時接続が可能になるとまず、トラック輸送では複数のトラックが前後の車間距離を縮める隊列走行(プラトゥ―ニング)が実現し、隊列走行により燃費削減に大きく貢献する。およそ20%の節約になるというデータがある。そして車両の燃費状況や運行状況が管理でき、ドライバーの状態も管理、監視が可能になる。つまり企業にとってフリート管理がしやすくなり、幅も広がり、効率がよくなっていくわけだ。

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