ZF TRW  電動パーキングブレーキ・キャリパーの世界累計生産台数が6000万台をオーバー

電動パーキングブレーキ。キャリパー
電動パーキングブレーキキャリパー

2015年6月24日、アクティブセーフティ 、パッシブセーフティ・システムの世界的リーダーである「ZF TRW」は、同社が開発し、販売している電動パーキングブレーキ (EPB)キャリパーの世界累計生産台数が、6000万台に達したことを発表した。EPBシステムはドイツ・コブレンツにあるZF TRWのグローバル・テクニカルセンターで初めて開発され、現在は北米、中国でも生産されている。

EPBはパーキングブレーキの電動機能だけでなく、緊急時のブレーキ機能、ブレーキパッドの磨耗検知、メカニカルシステムに起因する劣化の軽減など、ブレーキシステムにおける幅広い機能を持つ。また、標準的なパーキングブレーキは緊急時には後輪のみ作動するが、EPBは4輪アンチロック機能を実現しており、緊急時における安全性を高めている。

EPBは2001年にランチア、アウディ、フォルクスワーゲン各社に供給を開始した。その後、ルノー、日産、ダイムラーに採用され、最近ではBMW X4、i8、ジープ、フィアット500、フォードF150、ホンダ・アコード、日産キャシュカイ、レンジローバー・イヴォークをはじめとする多くの車種に搭載されている。

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