自動車部品大手サプライヤーのTRWは、新型で高精度のブレーキブースター用バキュームセンサーを発表した。
従来の内燃機関を搭載するクルマの多くは、インテークマニホールド内の負圧を利用して、ブレーキ油圧を上げ、ブレーキ作動力を増幅しているが、近年、直噴型エンジンが多く市販されたことや、ディーゼル、ハイブリッド、電気自動車に採用されているパワートレインでは、一般的に負圧レベルが下がり、従来のバキュームセンサーでは正確にブレーキ作動させることが難しくなってきている。
TRWでは、エンジンの負圧レベルを正確に把握するバキュームセンサーを開発し、ブレーキコントローラーが正確に情報伝達する働きをサポートする。TRWでのバキュームセンサー開発は、衝突検出アプリケーション向けの衛星通信圧力センサーの開発で培った専門技術が可能にしたという。
このバキュームセンサーは価格競争力に優れ、信頼性も高くさまざまな構造にもフレキシブルに対応できるセンサーということだ。