TRW オープンカー用次世代頭部保護システムを発表

 

ドイツ アルフドルフ発:自動車部品メーカーであるTRWオートモーティブ・ホールディングス社(本社:米国ミシガン州リボニア)はオープンカー向けの第2世代頭部保護システムHPSCIIを発表した。

HPSC2

欧州市場では2010年だけで、18種類のオープンカーが発売されており、オープンカーへの需要が高まっていた。TRWの第1世代HPSCは、すでに欧州の主要自動車メーカーに供給されており、今回発表した第2世代のモヂュールは2013年に発売される車両から、順次搭載される予定だ。

このHPSCIIは、背もたれのボルスター(クッション部)に完全に格納されるように設計されており、ヘッドレストに格納する必要がないため、さまざまなタイプのオープンカーへの搭載が可能になった。エアバッグの展開では、SPI-EVOガスインフレーターと呼ばれる直径20mmの小型軽量火薬式インフレーターが作動する。また、第1世代と同様に胴体保護システムと同時に作動するが、個別調整も可能になっている。

TRW・グローバル技術部長のダーク・・シュルツ氏によれば、「HPSCIIはコンパクトで軽量なコンポーネンツでモヂュール全体を軽量化している。また、さまざまな負荷条件や乗員の身体サイズへも考慮され、これにより、実現した適応性が側面衝突時の乗員保護・安全(パッシブセーフティ)におけるエアバッグ搭載位置を改善している」とコメントしている。

 

TRWオートモーティブジャパン

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