【横浜ゴム】新スタッドレスタイヤ「アイスガード8」は最新技術“冬テック”採用

横浜ゴム株式会社 清宮代表取締役社長兼COO(左)とCMキャラクターの吉岡里帆さん

横浜ゴムは2025年7月17日、乗用車用スタッドレスタイヤとして第8世代となる新商品「アイスガード 8」を9月1日から順次発売すると発表した。

発売サイズは225/45R21 95Q~185/70R14 88Qの全71サイズで、価格はオープンプライス。なお、「アイスガード 8」は愛称で正式な商品名は「アイスガード iG80」である。

「アイスガード 8」は、アイスガード・シリーズで一貫して追求してきた氷上性能を革新的に高める冬用タイヤ新技術コンセプト「冬テック」を採用した第1弾商品と位置づけられている。

「冬テック」は、「接触の密度(氷とゴムの接触点)」と「接触の面積(路面とタイヤの接触の面積)」の2つの視点で冬の路面との「接触」を最大化する技術を意味している。

「冬テック」は、これまで採用してきた技術では難しかったレベルでの氷上性能の革新を実現し、冬の走行で最も危険な凍結路面でも安心できる走行が可能になっている。

コンパウンドは、新開発の「冬ピタ吸水ゴム」を採用。基盤となる素材を一新し、従来よりも小型化した天然由来素材「水膜バスター」を高密度に配合。氷が滑る原因となる水膜を吸水する力を向上させ、氷上での「接触の密度(氷とゴムの接触点)」を従来品のコンパウンドに対し63%増加させることで、氷上性能を飛躍的に向上させている。

また、シリカの増量と新素材「オレンジオイルS+」の配合により、低温時でも優れたドライ/ウェットグリップを発揮するとともに、約4年後まで氷上摩擦力の低下を抑制している。

トレッドデザインは、横浜ゴムのAI活用フレームワーク「HAICoLab(ハイコラボ)」のAI技術とシミュレーション技術を活用し開発されている。

これにより、氷に効く路面とタイヤの実接地面積を従来品比8%増加し、ブロック剛性を7%高めた専用トレッドパターンを開発。氷上性能を大幅に向上させている。また、相反する接地面積と溝エッジ量の最大化を両立することで、雪上性能もより向上させている。

「アイスガード 8」は従来品に比べ、氷上制動性能を14%、氷上旋回性能を13%と大幅に向上するとともに、雪上制動性能も4%向上している。加えて、ドライ/ウェット性能をそれぞれ3%向上し静粛性能も向上。転がり抵抗と耐摩耗性能は従来品同等レベルを維持しており、冬のさまざまな路面で高い性能を発揮することができる。

なお、「アイスガード エイト」は電動車にも対応しており、タイヤサイドには電動車対応商品であることを示す独自マーク「E+」が打刻されている。

アイスガード エイトのCMキャラクターは吉岡里帆さん。CMは8月18日より北海道エリアを皮切りに放映予定
7月17日の発表会ではCMに登場する吉岡里帆さんも登壇

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