ヤマハ発動機は2025年10月8日、東京ビッグサイトで開催される「ジャパンモビリティショー2025」に、「感じて動きだす」をテーマに出展すると発表した。

ブースでは、「人と機械による乗り物の未来を感じる」を出展コンセプトとし、世界初披露6機種を含む研究開発中のプロトモデル、電動モーターサイクルシリーズ、eBike(電動アシスト自転車)や電動車椅子のコンセプトモデルなど、計16モデルを出展する。
また、楽器のヤマハの協力により、ボーカロイドの初音ミクがヤマハ・ブースのエバンジェリスト(伝道者)を務めるほか、電子楽器等の展示・演奏に加え、同社の立体音響技術を活かしたダイナミックなステージ演出等を実施する。

TRICERA proto(トライセラ プロト:参考出展車)は、新たなドライビングプレジャーを提案する3輪パッケージのフルオープンEVだ。感性に訴える刺激的な旋回性能と、新感覚の操縦感を兼ね備えた3輪手動操舵(3WS)の実走コンセプトモデルである。


前後輪操舵システムを採用し、旋回応答性の高さと旋回時のドライバー感覚とのつながりに着目し異次元の人機一体感を実現している。そして、走行音をチューニングできるサウンドデバイス「αlive AD」を搭載し、操縦に没入するドライバーの高揚感を増幅させることができる。

また、特別出展としてe-アクスルも展示する。自動車メーカーへの供給を目指して現在開発中の自動車用電動駆動ユニットだ。モーター、インバーター、ギアボックスの3in1構造で、高出力・軽量・コンパクトな駆動ユニットとしている。
350V~800Vの入力電圧に対応し、出力は200kW~450kWと強力で、さまざまなタイプの電気自動車に適用が可能である。












