【パナソニック】スマホ感覚で操作できるモーションコントロール機能搭載のカーナビ「ストラーダ Sシリーズ」

200mm幅のワイドコンソール対応モデルの「CN-S310WD」

パナソニック株式会社 オートモーティブシステムズ社は2012年9月19日、SDカーナビステーション「ストラーダ」の新製品であるSシリーズ2機種を発表した。10月22日から全国で発売する。本製品はスマートフォン専用アプリ機能を強化し、検索機能やデータ転送機能を充実させている。また、画面に触れた指を狭めるピンチインや逆に広げるピンチアウトなどの操作に反応する、モーションコントロール機能を搭載している。

製品名は「CN-S310D」と「CN-S310WD」で、価格はいずれもオープンプライス。両製品とも7V型(幅157×高さ82mm )のWVGA液晶ディスプレイを搭載。CN-S310Dは開口部180mm幅のコンソールに対応し、CN-S310WDは同じく200mm幅の対応モデルで、本体サイズ以外は共通の仕様となっている。なおCN-S310Dは月産4000台、ワイドコンソール用のCN-S310WDは月産6000台を計画している。

開口部180mm幅のコンソールに対応した「CN-S310D」。画面の大きさは2機種とも同じだ

新製品の特徴としてまず、専用アプリを機能強化して、スマートフォンとの連携機能がさらに充実したことが挙げられる。 2011年10月に開発され、すでに8万人以上のユーザーにインストールされたグルメ・観光スポット検索のスマートフォン専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」に対応。ここからは「ぐるなび」「るるぶDATA」「Yahoo! JAPAN」の地点情報の検索が可能で、グルメ情報や観光スポット、周辺検索など、さまざまな施設を最新情報で検索できる。

季節や時間などの条件から、今いる場所の近くにあるオススメのスポットを紹介する「寄り道コンシェルジュ」をiPhone版では利用可能になり、Android版も10月上旬に公開される予定だ。さらに専用アプリの検索機能もさらに充実し、目的地データの自動転送機能など、スマートフォントとの連携機能が強化されている。

ナビやAV機器としての基本機能も、より使いやすく進化している。最大のニュースはモーションコントロール機能の搭載だ。これによりフリック(はらう)やドラッグ(なぞる)といった直感的な動作で、地図やメニュー画面など、ナビゲーション機能の一部を操作できるようになった。さらに指1本によるダブルタップ(2 連続タッチ)、指2本によるシングルタップ(1回触れる)、冒頭でも触れたピンチインやピンチアウトでの操作も実現。画面を注視することなく、地図の拡大や縮小が可能になり、よりスマートフォンに近い感覚で操作できるようになった。

もちろん、4月開通の新東名高速道路を含む最新の2012年度版地図データを収録。別売のDSRC車載器(CY-DSR110D)と連動させることで、話題のITSスポットサービス(DSRC)の広域な道路交通情報を活用した、より快適なルート探索も可能になっている。

そのほか、液晶画面周辺にも凹凸の少ないフラットフェイスデザインを採用して、スタイリッシュで高級感のある車室内を演出。センターコンソール内で、より一体感のある装着を実現している。またWEBよりユーザー登録及びアンケートに回答すると、更新地図データを最大3年分ダウンロードできる特典も付いている。BLUETOOTHのペアリング(最大5台まで携帯電話の登録が可能)もより簡単になり、設定の煩わしさも改善している。

パナソニック オートモーティブ社

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