三宅島で観光のための自動運転車の試乗体験実験を実施

近畿日本ツーリスト首都圏、アイサンテクノロジー、アークノハラ、群馬大学は2018年10月24日、東京都、東京観光財団が委託する「島しょ地域交通サービス」事業を受託し、実用化に向けた検証として、「東京の島しょ地域」のひとつである三宅島で自動運転車両を活用したモニターツアーを実施すると発表した。

16名定員のバス型自動運転車「eCOM-10
16名定員のバス型自動運転車「eCOM-10

東京都と東京観光財団は、多摩・島しょ地域への旅行者誘致につなげる取り組みとして、旅行者が観光地を快適に移動できるような交通サービスの整備を推進しており、この事業を4社が連携して運営することになった。

「二次交通の課題」、「高齢化問題」、「人手不足対策」などを見据え、今後の技術革新が見込まれるモビリティを活用し、旅行者が観光地を快適に移動できる環境を整備し、旅やライフイベントの充実が可能となるサービスの確立を目指している。自動運転車両の試乗会は実用化に向けて各所で開催が始まっているが、今回の観光目的に特化した実施は新たな取り組みといえる。

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