[スローニュース]ミシュラン 次世代のハイグリップ・スポーツタイヤ「パイロットスポーツ 4S」を4月から発売

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パイロットスポーツ 4Sの発表会に登壇したロニー・クインタレッリ選手(左)とポール・ペニリオ社長

2017年2月20日、日本ミシュランタイヤはスポーツ走行の楽しさを訴求したハイパフォーマンスと安全性能を高次元で両立したハイグリップスポーツタイヤ、「PILOT SPORT 4S」を4月1日から発売すると発表した。サイズは19インチ、20インチの合計39サイズ。価格はオープンプライス。

新たに登場するパイロットスポーツ 4Sは、ミシュランのスポーツタイヤ、パイロットスポーツシリーズの中で、既存のパイロットスポーツ4の上位に位置するフラッグシップタイヤであり、ウルトラ・ハイパフォーマンス・スポーツタイヤだ。

ポジション

この高性能タイヤは、ハイパワーのスポーツカーや高性能車両向けに開発され、すでにフェラーリ GTC4 ルッソ、メルセデスAMG E43の2017年モデルに純正装着されている。

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メルセデスAMG E43に純正装着されたパイロットスポーツ 4S(245/35ZR20)。市街地走行でも絶妙な接地フィーリングや静粛さ、マイルドな乗り心地が体感できる

また、多くの高性能車を準備している自動車メーカーとのプロジェクトも進められており、合計では60車種を超えるニューモデルに装着されると見込まれている。

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このパイロットスポーツ 4Sもミシュラン・タイヤの基本コンセプトである「ミシュラン・トータル・パフォーマンス」の基本原理をベースに開発され、クルマ本来の性能を余すところなく引き出し、ユーザーの求める高いレベルのスポーツ走行の楽しさと安全性能の両立を図っている。そのため公道はもちろん、サーキット走行をも可能だ。また、高次元のドライ&ウェットグリップと優れた応答性、操作安定性を備えるハイスペック・スポーツタイヤでありながら、タイヤラベリング制度においてウェットグリップ性能「a」を達成している。

トレッド面
左右非対称パターンと、高いランドシー比

トレッドパターンは左右非対称で、アウト側はトラクション、コーナリング・グリップを担当し、イン側はウエットグリップ、耐ハイドロプレーニング性能を重視したパターンを採用。

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さらにトレッド面の左右で異なるコンパウンドを持つバイコンパウンド・テクノロジーを採用。アウト側は最大限のグリップ力を得るためにシリカとカーボンブラックのハイグリップ用コンパウンドとし、イン側はシリカとゴムの結合力を高めた新コンパウンドによりウエットグリップ力を高めている。

接地

タイヤのキャップ補強材としてアラミド繊維/ナイロンのハイブリッド・ベルトを配置し、軽量構造でありながら直進時でもコーナリング時でもタイヤと路面との接地面圧を均一化させ路面との密着性を向上させるダイナミック・レスポンス・テクノロジーを採用。そのため高Gのコーナリングでもコントロール性と応答性を体感できる。

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ロゴ周囲はベルベットのような触感を持つ「プレミアムタッチ・デザイン」

またタイヤサイドにはリムプロテクターを配置し、ミシュランのロゴ部にはベルベット状の触感とハイコントラストな視覚が得られる「プレミアムタッチ・デザイン」を採用しているのも特徴だ。

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パイロットスポーツ 4Sの試乗体験を語るロニー・クインタレッリ選手

このパイロットスポーツ 4Sを海外試乗会でいち早く体験したスーパーGT選手権でGT500クラスのGT-Rのドライバー、ロニー・クインタレッリ選手は、市街地での乗り心地の良さと、サーキット走行で周回しても安定したラップタイムが続くという性能を語っていた。

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