ミシュラン 無人・完全自動運転車のレースを主催するロボレース社の公式タイヤ・パートナーに

ミシュランタイヤ装着ロボカー イメージ
ミシュランタイヤを装着したロボレースカー

2017年2月1日、ミシュランは、無人・完全自動運転車のレースを主催するロボレース社から公式タイヤ・パートナーとして指名されたことを発表した。ミシュランは125年以上にわたるタイヤ開発の技術を活かし、ロボレース社と共同で、ロボカー向けタイヤの開発に取り組む。

ロボレース社は想像を超えるような車両開発領域を目指し、世界の優秀なサプライヤーと提携している。

ロボレースで使用されるタイヤは、ロボカーのスピードや過酷な走行条件に対応できることはもちろん、一般的な車両での使用にも適合している必要がある。したがって【消費者に利益をもたらす自動運転技術は、ソフトウェアとハードウェアの両面において、迅速に市場に投入する】ことを目指しているという背景があるからだ。

今回、ミシュランはDrive PX2テクノロジーを持つ人工知能をロボカーに提供するNvidia社、すべてのパワーエレクトロニクスを提供する電動トラックメーカーであるCharge社に次いで、ロボレース社が公式に発表した3社目のグローバル・パートナーとなる。

ーーミシュラン・モータースポーツディレクターを務めるパスカル・クアスノン氏は以下のように語る。

「ロボレース社との提携を大変うれしく思っています。我々はレースの進展を注意深く見守り、これまで様々なテストを続けてきました。ロボレース社のレースに向けた自動運転技術やハードウェアの開発スピードには驚いています。自動運転技術は実現に近付いており、当社は研究開発の先頭に立つことを目指しています。ミシュランは技術革新、および当社の製品を次のレベルに押し上げるグローバルなイベントやモータースポーツへの参画に尽力してきました。そして今、ロボレースは当社の専門技術やノウハウを自動運転に応用すべく特別な機会を提供してくれています。ミシュランは未来の一部となるのではなく、未来を創り出す一助となることを願っています」

ミシュランは従来からのモータースポーツ用のタイヤを供給しているだけでなく、電気となっており、公式タイヤ・サプライヤーでもある。

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