サーキットでの量産タイヤ世界最速を目指し開発された超ハイパフォーマンス・スポーツタイヤ「MICHELIN Pilot Super Sport（ミシュラン パイロット スーパー スポーツ）」が、フェラーリ史上最もパワフルな最新モデルのF12 ベルリネッタに標準装着タイヤとして採用された。採用サイズは、フロントが255/35 ZR 20、リヤが315/35 ZR 20となっている。
フェラーリはこれまでも599 GTOや、同社初の4輪駆動モデルのFF用のタイヤをミシュランと共同開発してきた経緯がある。今回フェラーリはその最新モデルであり、かつ史上最もパワフルなF12 ベルリネッタ用タイヤのサプライヤーとして、数あるタイヤメーカーの中からミシュランを再び選んだ。このタイヤには「ル・マン24時間耐久レース」における合計14回の優勝を含め、世界の数々の過酷な耐久レースで長年にわたりミシュランが収めてきた成功から産み出された技術がフィードバックされている。
F12 ベルリネッタに搭載されるのは総排気量6262ccのV型12気筒エンジンである。最高出力740馬力のこのエンジンは、ドライバーの「運転する悦び」を最大限に引き出すと謳っている。ミシュランは同社の研究開発センターで生まれた以下に紹介するテクノロジーによって、F12 ベルリネッタの高性能をいっそう引き立てるタイヤを設計したとのことだ。
Twaron®（トワロン®）ベルト
帝人のアラミド繊維であるTwaron® （トワロン®）を使用した超軽量・高剛性ベルトを採用により、トレッド部でのテンション最適化と遠心力によるタイヤ変形のコントロールが可能になり、超高速走行時の優れた安定性が達成された。
VCP （バリアブル・コンタクト・パッチ） 2.0
接地面の形状が変化するコーナーリング時においても、接地面積を損なわないようコントロールすると同時に、接地面圧のみならず温度変化に対してもより均等にコントロール。これにより、ストレートでのフルアクセル、ハイスピードでのコーナーリング時においても、最適なグリップを確保する。
Dual-Compound? (デュアル・コンパウンド )2.0
従来品「MICHELIN Pilot Sport PS2」から、さらなる進化を遂げた最適な配分による2種類のトレッドコンパウンドを採用。インサイドには優れたウェットグリップを発揮する最新のエラストマー技術を採用し、アウトサイドにはタイトコーナーで高い耐久性を発揮する「ル・マン24時間耐久レース」で培われた強化カーボンを使用している。
