【北京モーターショー2024】マレリ 5Gテレマティクス搭載のProConnectを発表

グローバル・サプライヤーのマレリは2024年4月11日、北京国際モーターショー(4月25日~5月4日)で最新の技術と中国市場を重視した製品を出展すると発表した。

出展される主な製品では、完全統合型ダッシュボード用のインフォテイメントに、5Gテレマティクスを搭載した「ProConnect(プロコネクト)」を発表する。

「Proconnect」は、コックピットとテレマティクス機能統合化の傾向が急速な中国市場をターゲットにしており、エントリークラスからミッドクラス向けで、パフォーマンスとコストのバランスのよい製品となっている。

5Gテレマティクスを搭載した「ProConnect」

「ProConnect」は、6つのディスプレイと12台のカメラをサポートし、インストルメントパネルとインフォテイメントシステムの両方を制御。5Gレベルのテレマティクスの性能を提供する。そのためIVI(車載インフォテイメント)、TCU(Telematics Control Unit)をサポートする中国製の統合SOC(Security Operation Center)を使い、コンポーネントを簡素化することで、従来のアーキテクチャと比較して最大40%のコスト削減を実現している。

会場では、マレリのソフトウェア定義車両(SDV)の提案が提示され、SDVアーキテクチャーのスケーラビリティや、ソフトウェアの移植性、ゾーン制御の標準化、そしてクラウドの仮想化をサポートする手法を展示する。

マレリのデジタルツイン・デモンストレーターは、クラウド内で車両のコックピットを再現する方法を示し、設計、テスト、シミュレーション、OTA(オーバーザエア)を介した機能の展開を加速させることができることをデモンストレーションする。

またブースでは、来場者はソフトウェア定義車両のインテリア・コンセプトを体験できるようになっている。人工知能(AI)によって駆動されるこのSDVには、高度なオーディオとサウンド、電動格納式ディスプレイとインテリア・ユニット、コンソール内の投影技術、エコ素材、マルチファンクション・インターフェース、カスタマイズ可能なピラー・トゥ・ピラー・ディスプレイなどを体感できる。

この他に、LiDARセンサーの動作デモンストレーショ、ヘッドライト、リアライトの照明技術と360度コミュニケーション技術を展示する。

また車両技術では、フルアクティブ電気機械式サスペンション・システム、統合熱管理モジュール、バッテリー冷却プレート、ダブル・バルブ・スマート・ダンピング制御、AIによって駆動されるワイヤレス・バッテリー管理システムなどが展示される。

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COTY
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