グッドイヤーは2024年3月29日、今シーズンも引き続きFIA世界耐久選手権(WEC)シリーズのLMP2クラスとLMGT3クラスをサポートすると発表した。
グッドイヤーは2020年に世界耐久選手権に復帰し、現在まで継続的に2クラスのレースをサポートし、タイヤを供給してきた。2024年の世界耐久選手権には新カテゴリーであるLMGT3車両カテゴリーが導入され、グッドイヤー・レーシングチームはこの競争の激しい新カテゴリーのために数か月をかけてタイヤを開発した。
6月に開催されるル・マン24時間レースでは、合計23台のLMGT3マシンに加え、16台のLMP2マシンがグッドイヤーの「イーグル・タイヤ」を装着し、究極の耐久レースで栄冠を目指して競うことになる。
グッドイヤー・レーシングチームは、最新のGT3マシンのニーズに対応できるタイヤ開発を2022年からスタート。2024年シリーズのLMGT3用に、バーレーンの極端な気温からカタールの荒れたコース路面、そして、スパ・フランコルシャンの予測不能な気象状況まで、シーズンを通して対応できるドライタイヤと最新のウェットタイヤの2種類を開発した。
耐久レースは次世代UUHP(ウルトラ・ウルトラ・ハイパフォーマンス)ロードタイヤを開発するための貴重な機会であり、グッドイヤーの技術を実証する舞台でもある。
グッドイヤーは、WECのLMGT3カテゴリーの単独タイヤサプライヤーとして、レースで培った技術を市販用タイヤ開発に応用するという「Race to Road」のポリシーを追求。LMGT3は、市販用UUHPロードタイヤを開発するうえで最も適したカテゴリーなのである。
FIA世界耐久選手権(WEC)2024シリーズは、3月2日にカタール1812kmレースで開幕した。日本開催の第7戦、富士6時間耐久レースは9月15日に決勝レースが行なわれる。