グッドイヤーは2019年10月16日、東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催される、第46回東京モーターショー2019に、「モビリティの未来はもっと自由だ(Freedom to Move)」をテーマにして出展すると発表した。
レクサスEV用コンセプト・タイヤ(世界初公開)
展示では、ワールド・プレミアされる「レクサスEV」コンセプトカーにグッドイヤーが開発したコンセプトタイヤが装着される。このコンセプト・タイヤは世界初公開だ。グッドイヤーが持つ空気力学の技術力を駆使して開発したトレッドデザインと、タイヤの断面形状を採用。このタイヤは、車体側のトレッド部分に採用したビロード状の微細な毛で覆われたフクロウの羽のような先進的フィンを備えており、効果的な空気の流れを作り、EVモーターを冷却する機能を持つ。
グッドイヤーエアロ(日本初公開)
2019年ジュネーブモーターショーにて発表された、未来を想像した空飛ぶ自動車用に設計されたコンセプト・タイヤだ。「ツーインワンタイヤ」をコンセプトに、地上を走行するためのタイヤとしても、空を飛ぶためのプロペラとしても機能する。
「エアロ」は、タイヤのセンサーから受け取る情報と、車両間および車両とインフラ間で伝達される情報を組み合わせるAIプロセッサーを搭載している。このAIプロセッサーは、これら一連のデータを分析し、車両が飛行または運転モードに切り替わることを可能にし、次のアクションへのリコメンドを行なうことができる。
グッドイヤー オキシジェン (日本初公開)
2018年ジュネーブ国際モーターショーで発表されたコンセプト・タイヤ。サイドウォール内で苔を生息させるという特長を持っている。この開放的なタイヤの構造と洗練されたトレッドデザインは、路面から水滴や水分を吸収して循環させ、光合成が起ることで、空気中に酸素を放出する。
また、「オキシジェン」は、リサイクルタイヤのゴムパウダーを3D印刷したエアレス構造を採用。軽量で衝撃吸収性のあるこの構造は、高い耐久性、寿命を延ばすためのパンクフリーソリューション、最小限のメンテナンスを実現している。