2017年10月12日、富士通テンは、ICT技術を活用した新技術のソリューションを出展すると発表した。
富士通テンは、「つながる車載情報機器・サービスを提供・提案するシステムメーカー」への変革を目指してVehicle-ICT(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)事業を推進している。今回の東京モーターショーでは、「ICTで人とクルマをもっと近くに。」をテーマに、ICTを活用したモビリティソリューションや、安心・快適なドライブを支える先進運転支援システムなど、自動運転実現の一端を担う技術開発の取り組みを紹介する。
■「情報分析ソリューション」AIを活用したタクシー配車システム
人口統計データ、車両運行データ、気象情報、イベント情報などのビッグデータを組み合わせ、30分後のタクシー需要をAIが予測。クラウド型タクシー配車システムで収集した車両運行データを活用した、需要予測の実証実験デモンストレーションを展示。
■「センシング技術」リモートマルチアングルビジョン
4つのカメラ映像を合成し、車両の周囲をさまざまな視点で見ることができる「マルチアングルビジョンTM(周辺監視)」に通信機能を搭載。車両の衝撃を検知するとスマートフォンに通知し、離れた場所でも自車の周辺状況を確認できる安心機能を映像で紹介。
■「先進HMI」車載用超指向性スピーカー
車載向けに薄型化を実現した超指向性スピーカー。ナビゲーションの案内音声をドライバーだけに届けるといった、伝える相手、範囲をコントロールできるスピーカーだ。ブースでは、モニターに映し出される映像に合わせて、立ち位置を移動することで、音の聞こえ方の変化をリアルに体験できる。
この他に、2017年に20周年を迎えたイクリプスAVNからは、ドライブレコーダー内蔵のECLIPSE最新カーナビ 「録ナビ」を体験できるコーナーも設置する。
ブース:東4・5・6ホール 「E6108」