デンソーテンのカーナビ「イクリプス」フローティングタイプ登場

デンソーテンは2023年3月30日、カーナビゲーション/オーディオの「ECLIPSE(イクリプス)」ブランドとしてデンソーソリューションが企画・開発した、フローティングタイプのカーナビゲーション「AVN」(HSシリーズ:AVN-HS01F)と、ディスプレイオーディオ(DSシリーズ:DAV-DS01F)の計2機種を6月上旬から順次発売すると発表した。

フローティングタイプのカーナビゲーション「AVN-HS01F」(左)とディスプレイオーディオ「DAV-DS01F」

人気の高いフローティングタイプの大画面モデルが、ECLIPSEブランドとして初めて登場する。カーナビゲーションのHSシリーズと、道案内はスマートフォンを使用するユーザー向けに、ナビゲーション機能を省いたディスプレイオーディオのDSシリーズをラインアップしている。

低反射の10.1型HDディスプレイを搭載し、地図も映像もHD高画質で表示。ルート案内や地図画面は鮮明で見やすく、映像コンテンツはHDならではの映像美を楽しむことができる。ディスプレイは1280×720の高精細HD画質でアイコンも文字もクッキリと見やすく描画。地デジ映像・HD 動画など様々な映像も美しく鮮やかに映し出すことができる。

大画面のため、運転席や助手席だけでなく後部座席からも楽しめる迫力のある映像と大画面で、車内空間をエンターテインメント空間に変えることができる。

またフローティング構造の採用により、約400車種に取り付け可能となっている。さらにApple CarPlayやHDMI入出力に対応し、スマートフォンと連携することで、車室内でも好きなコンテンツが楽しめるようになっている。iPhoneの音声コントロール機能「Siri」で、通話や目的地設定などの操作を音声で行なうことも可能だ。

フローティング構造のため、取り付け後も左右-15度〜15度の首振りや-20度〜60度の前後角度、上下スライドの位置調整ができ、ドライバーの操作しやすい角度はもちろん、日差しが反射して画面が見えにくくなってしまった場合も、見やすい角度に手動で変更することが可能だ。

カーナビのHSシリーズは、大画面・高画質に合わせて地図の描画を最適化。アンチエイリアス対応により、地図のルート線、目的地直線を滑らかに描画できる。また、地図データの細街路まで色味を調整し、より鮮明に見やすくなっている。さらに地図記号や企業ロゴなども、大きく高精細なマークで表示することで、地図の視認性を向上。

ナビ機能では、ルートは有料優先/有料回避(一般優先)/時間優先/幹線優先(高速道路や国道など走行しやすい6ルートを検索できるようになっている。また画面には方面看板表示が行なわれ、目的地へのルートがわかりやすくなっている。

さらに案内交差点の直前になると音声とコーション音で対象交差点をお知らせし、信号機がある交差点の場合、信号機を目安に案内するのでさらにわかりやすくなっている。

位置把握は準天頂衛星「みちびき」対応で、高層ビル街や山間部などGPSが受信しにくい場所でも受信できる。また、VICS WIDEを利用して、気象情報や特別警報を表示できるようになっている。

その他に、スマートフォンやゲーム機などHDMI対応機器との接続でYouTubeの映像やゲームをはじめ、様々なコンテンツも大画面に表示可能。また、ワイヤレスで音楽を楽しめるBluetoothオーディオ機能や、高精細HD画質で視聴できる地デジに対応。その他CD、DVD、SDなどのメディアも再生可能となっている。

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