2017年4月28日、住友ゴムは「タイヤの日」の4月8日に全国47都道府県49会場で「ダンロップ 全国タイヤ安全点検」を実施し、その結果を発表した。
今回の点検では、タイヤの整備不良は3台に1台程度あり、燃費の悪化、走行性能の低下、偏摩耗の原因となる「空気圧の過不足」が最も多く確認されたという。
ダンロップは、2008年10月から年2回、全国47都道府県でタイヤ点検と安全啓発活動を、道の駅やショッピングセンターなどで開催しており、今回で17回目の実施となる。タイヤ点検ではタイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、タイヤ表面の損傷などの点検を行ない、ドライバーにタイヤの日常点検の重要性を訴えている。
今回の活動では全国49会場で4743台のタイヤ点検を実施した結果、タイヤの整備不良率は全点検台数の29.5%で、その内容は(重複含む)、空気圧の過不足が18.7%と最も多く、続いて残溝不足が7.6%、タイヤ表面の損傷が6.6%、偏摩耗が5.1%という結果だった。なお今回の活動により、これまでの累計点検台数は8万5000台を超えている。
点検・調査結果では相変わらずタイヤ空気圧の過不足が多く、ドライバーのタイヤに対する関心の低さがクローズアップされている。