住友ゴム 海外のダンロップ・ブランド事業を買収 スポーツ事業、ライセンス事業を拡大

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2016年12月27日、住友ゴムはイギリスのSports Direct International plc(スポーツダイレクトインターナショナル社)から、海外のダンロップ商標権とダンロップ・ブランドのスポーツ用品事業、ライセンス事業を買収することについて合意したと発表した。

買収金額は約161億円。なお、事業の買収と買収後の運営は、住友ゴムとそのスポーツ事業子会社であるダンロップスポーツが共同で設立する新会社、ダンロップインターナショナルが行なう。

住友ゴムは、2015年6月にグッドイヤー社との提携を解消した結果、アメリカ、ヨーロッパにおけるダンロップ・ブランドの使用権はグッドイヤーに移っていた。

今回の買収により、住友ゴムは同社の製造工場があるタイ、インドネシア、ブラジル、南アフリカなど86カ国(アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、インドを除く)でダンロップ・タイヤのブランドの所有権者となった。またスポーツ用品、産業製品に関しては全世界でダンロップ・ブランドの商標権を獲得。同時にダンロップ・ブランドのスポーツ用品の製造販売を継続。

その他にダンロップ・ブランドのウエア、シューズ、バッグ、メガネ、時計、傘などへのライセンス事業も全世界で展開する。

なおダンロップ・ブランドのオペレーションを担当する新会社「ダンロップインターナショナル」は、持株比率:住友ゴム66.7%、ダンロップスポーツ33.3%で2017年上半期に設立の予定だ。

ダンロップ アーカイブ
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