住友ゴム 最新材料開発技術を採用し低燃費、グリップ、耐磨耗を極めたダンロップ 「エナセーブ NEXT Ⅱ」を発売

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2016年10月21日、住友ゴムは、ラベリング制度で最高グレード「AAA-a」を達成した、エナセーブのフラッグシップ低燃費タイヤ「エナセーブ NEXT Ⅱ」を11月1日から発売する。発売サイズは1サイズ。

エナセーブ NEXT Ⅱは、新材料開発技術「ADVANCED 4D NANO DESIGN(アドバンスド4Dナノデザイン)」を駆使して開発されたタイヤの第1号だ。

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アドバンスド4Dナノデザインによる材料開発プロセス

「ADVANCED 4D NANO DESIGN」は低燃費、ウエットグリップ、耐摩耗性能という、相反性能であるタイヤの三大性能を高い次元で両立させるため、大型放射光研究施設「SPring-8」、大強度陽子加速器施設「J-PARC、スーパーコンピュータ「京」の連携活用によりナノからミクロンレベルまで、ゴムの内部構造を精密に解析し、シミュレーションしてゴムを開発する手法だ。この技術は2015年の「東京モーターショー」で発表されている。

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新フレキシブル結合剤

エナセーブ NEXT Ⅱはシミュレーションにより分子設計された「新フレキシブル結合剤」を採用している。新フレキシブル結合剤はゴムが変形した際にシリカとポリマー間に局所的にかかる力を逃がしてゴムの破壊を抑制し、耐摩耗性能を大幅に向上させる。これにより低燃費性能とウエットグリップ性能を両立させ、さらに耐摩耗性能を従来品に比べ51%と驚異的に向上させている。

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エナセーブ NEXT Ⅱはラベリング制度における転がり抵抗性能とウエットグリップ性能の最高グレードである「AAA-a」を達成し、エナセーブ・シリーズのフラッグシップと位置付けられている。

発売サイズは195/65R15 91Hの1サイズで、希望小売価格は2万1600円。

編:エコカー開発におけるタイヤの役割は非常に重要で、タイヤメーカーに求める性能は厳しさを増し続けていると聞く。それらの要求性能に対し、応えるために新技術も投入されているのがタイヤ開発の現場だ。

 

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