住友ゴム工業は2012年7月24日、ダンロップとして史上最高の氷上性能を持つ新ブランドのスタッドレスタイヤ「WINTER MAXX(ウインター マックス)」シリーズを8月から順次発売すると発表した。発売されるウインター マックスは、従来の「DSX」シリーズに代わるもので、氷上ブレーキ性能を11%向上させたほか、雪上やウエット、シャーベット、ドライなど、様々な路面における性能も進化している。ライフ性能も大幅に向上させ、環境負荷低減にも貢献するとしている。
ウインター マックスには最先端の技術が惜しみなく投入され、冬道の走行で最も重視される「氷上路での安全・安心」を追求している。
まず最初に採用されたのが、「MAXXシャープエッジ」だ。これはダンロップ独自の技術である「ミウラ折りサイプ」のサイプ幅を従来品(DSX-2)より25%細くすることで、ブロックの倒れこみを抑制。同時にサイプの数も増やすことが可能になり、タイヤ全体のエッジ部分が22%向上。路面へのひっかき効果を高めて、氷上ブレーキ性能をアップデートしている。
新開発された「ナノフィットゴム」も大きなアドバンテージだ。これはダンロップ独自の新材料開発技術「4D NANO DESIGN(フォーディー ナノ デザイン)」により、ナノ領域での柔軟性と、マクロ領域での剛性を両立した「ナノフィットゴム」を今回新たに開発。軟化剤がゴム内部でクッションの役割を果たし、ナノ領域での氷の凹凸で柔軟に変形する。
これにより強く密着することで、氷上ブレーキ性能が進化した。また、高密度シリカがゴム内部でネットワークを構築することで支え合い、マクロ領域のゴムの剛性も向上する。これによりブロックの倒れこみを抑制し、「MAXXシャープエッジ」の効果を最大化させている。
なお、「ウインターマックス」シリーズは幅広い車種に対応できるように、以下の88サイズを用意している。
価格は全てオープンプライス。