【人とクルマのテクノロジー展2025】デンソー 次世代ソリューションやアプリケーションを展示

デンソーは2025年5月14日、2025年5月21日(水)から23日(金)までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2025」に出展すると発表した。また、5月14日(水)~6月4日(水)にオンラインで開催されるONLINE STAGE1にも出展する。

主な出展内容は次のようになっている。
eアクスル内蔵インバーター
インバーターケースとトランスアクスルケースの一体化による体格低減やパワーモジュール(素子)の性能向上で電力損失の削減に取り組み、車室空間拡大と航続距離向上を実現する。

また、コア部品を標準化しつつ、パワーモジュールの段数やパワー半導体のサイズ等のカスタムが可能なため、専用投資を極限まで減らしながら、出力要求や航続距離の向上に対応することができる。このような特長により、要求仕様に合わせた柔軟な開発を短期かつ低コストで実現している。

車載用輻射ヒーター
急速昇温可能な赤外線ヒーターにより、従来の暖房に比べて速やかに温かさを感じることができる省エネ暖房を実現。また、人体が接触すると瞬時に表面温度を下げる構造と、接触を検知してヒーター出力を下げる技術を採用し、安全性を確保。デモ機によるヒーターの利用体験が可能。

次世代AIモデル開発環境
デンソーグループのJ-QuAD DYNAMICSが、NTTデータ オートモビリジェンス研究所と共同で開発しているAIを活用した自動運転の開発環境について紹介。AIが学習データを自動生成し、学習・結果分析のサイクルを回す。さらに新たなシナリオからも学習サイクルを回すことができる。これにより、学習データ量を格段に増加させることができ、品質向上および開発スピード向上を実現。

乗員モニターソリューション
車内への幼児置き去りによる事故を防ぐために、デジタルキーシステムで使われているUWB(超広帯域無線通信)という電波を使って、車内に残された幼児を検出し、オーナーや周囲の人への警報を実施するシステム。

その他に、プロダクトパスポートに向けたトレーサビリティ技術、電池診断、グレーディング技術によるサーキュラーエコノミーソリューション、使用済み自動車の精緻解体ロボット技術、ドライブエージェント くるまのロボット、インバーター向け内製SiCパワー半導体、などを出展している。

人とくるまのテクノロジー展2025 公式サイト:https://aee.expo-info.jsae.or.jp/ja/

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