2012年4月12日、デンソーは27日から開催される「Auto China 2012」北京モーターショーに出展し、「人、クルマ、社会をつなぐ」をメインテーマに掲げ、最新の技術や製品等を出展すると発表した。
メイン展示である体験型コックピット「シンクロナイズドコンセプト」では、人・クルマ・社会を「つなぐ」ことで、より楽しく便利で、安心、安全な、地球にやさしいクルマの実現に貢献する技術を紹介。ドライバーの表情から眠気を検知し、必要に応じて休憩スポットをカーナビに表示する技術や、ドライバーがインターネットを介し自分好みのメーターのデザインを選択できる技術などを体験できるようにする。
「つなぐ」技術では、その他にもクルマに搭載しているカメラが捉えた映像から、道路標識を識別して知らせる「画像認識技術」や、施設検索、音楽再生など、スマートフォンアプリケーションを安全にカーナビのディスプレイ上で操作できる、車載連携情報サービス「ARPEGGiO(アルペジオ)」(日本で今春サービス開始予定)をプレゼンテーションする。また、路車間通信・車車間通信の実証実験に使用されている無線通信機を展示。路車間通信・車車間通信は3月から中国で同済大学と共同で実証実験を実施しているという。
「つなぐ」技術以外にも、「電動化への対応」をサブテーマとして、HV用のインバーター、DC-DCコンバーター、リチウムイオン電池用電池監視ユニットなどの製品を出展。さらに、中国で販売している車載用プラズマクラスターイオン発生機やスパークプラグ、今後中国でも販売予定の車両運行管理システムなども出展する。