2011年9月 7日、デンソーは9月15日から一般公開されるドイツのフランクフルト国際モーターショーに、次世代ドライバーアシストシステムの「レゾナンス2021」などを出展することを明らかにした。
このレゾナンス2021は、今から10年後となる2021年のクルマ社会をイメージし、ドライバーとクルマ、クルマと社会、ドライバーと社会をリンクさせるシステムとしている。具体的には、次のような機能を備えている。
(1)クルマ同士の車車間通信技術を使用して、接近するクルマの監視、危険が生じる場合にはドライバーへの警告、緊急時に自動的に操舵するアクティブステアリングなどの運転支援システム。
(2)クラウドコンピューターを利用し、最適なドライブルートをリアルタイムで検索するスマートマップ機能。
(3)ドライバーの生活履歴情報を活かして、ドライバーに最も適合するドライブ情報を提供するツアーガイド機能。
これらの機能を体験できるように一体化したシミュレーターを出展している。
なおレゾナンス2021以外にも、EVやハイブリッドカーの要素技術なども展示している。