デンソーの技術開発部門がインドへ進出

自動車部品大手サプライヤーであるデンソーが2011年に技術開発部門をインドのグルガオン市にテクニカルセンター=技術開発拠点を設置すると発表した。

成長著しいインドの自動車市場において、そのニーズに適した設計など、さらなる事業拡大を目指す計画だ。このテクニカルセンターは、既にインド国内に進出しているデンソー・セールス・インド(DSIN)の一部門として設置され、日本国内で行なっていたインド向け製品の開発機能を移管するということだ。狙いは現地での開発・販売など営業と技術が一体となった迅速かつフレキシブルな対応を可能にすることだ。

主に、パワートレイン、電気、電子、情報安全システム、小型モーターなどの自動車分野の製品開発になる。デンソーはこれまで、1984年からインドでの事業を開始しており、販売会社のほか、カーエアコン、燃料噴射装置、スターター、オルタネータなどを生産する子会社が4社あり、2010年9月にはカーエアコン等の熱機器分野の設計業務を行なう子会社DSECも設立されている。

インドテクセン

↑インドのテクニカルセンター(イメージ図)

AutoProveのひと言

サプライヤー企業はインド以外に、中国、タイ、マレーシアに工場進出をしている。現地での生産規模が拡大するにつれ、技術開発部門も現地移転することが必要になってくるからだ。欧州のティア1は既に進出しているところも多く、日本の企業もデンソーだけでなく、今後さらに他のサプライヤーの開発部門が南アジアに進出するはずだ。

デンソー公式Web

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