ブリヂストンは2025年7月25日、小型トラック・バス用オールシーズンタイヤ「DURAVIS(デュラビス) M807」と「ECOPIA M812Ⅱ」を9月から発売すると発表した。
発売サイズは、「DURAVIS M807」が19 サイズ、「ECOPIA M812Ⅱ」は5サイズをラインアップしている。
今回発売の商品は、「循環ビジネス時代の新たなプレミアム」として位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」を適用し、タイヤ性能とともに環境性能を高レベルで両立させている。


「DURAVIS M807」は、市街地走行やストップ・アンド・ゴーの頻度が高い運行形態の車両向けに、摩耗ライフ性能を向上させ、雨天時におけるウェット操安性や低燃費性能も高い次元でバランスさせたタイヤだ。

パターン部のブロック剛性・接地面積をアップし、同時にサイプを増やすことで摩耗ライフとウェット性能の向上を両立させる「デュアルグルーブワイドパターン」を搭載している。
また、タイヤの骨格であるケースの発熱を抑制し、転がり抵抗を低減する「ロウ・サーマルケース」を採用することで、従来品「DURAVIS M804」対比で摩耗ライフを 15%向上、ウェット加速タイムを 10%短縮、転がり抵抗を11%低減している。
小型トラック・バスの運行において、様々な路面での安心・安全な運行を支えるタイヤで、同時に高い経済性も追求している。
「ECOPIA M812Ⅱ」は、稼働時間や走行距離が相対的に長いルート配送を担う車両に向け、低燃費性能を重視し、背反する摩耗ライフ性能とウェット制動性も高次元にバランスさせたタイヤだ。

トレッド部のゴムに、低転がり性能に特化したポリマー、耐摩耗性能に特化したカーボン、さらにウェット性能向上剤を新たに配合した「LT 専用 ECO タフコンパウンド」を採用。従来品「ECOPIA M812」対比で転がり抵抗 3%低減、摩耗ライフは10%向上、ウェット制動距離を8%短縮し、環境性能と経済性/安全性を両立させている。
