ブリヂストン EV時代に備えて大径タイヤの増強計画 270億円を投資

ブリヂストンは2024年11月25日、乗用車用の大径タイヤの主要生産拠点である、国内3工場の彦根工場、鳥栖工場、栃木工場に対し、約270億円の戦略的な投資を行ない、20インチ以上のタイヤ生産能力を中心に日産約3000本の増強計画を進めると発表した。この投資は2025年初より順次着手して、2028年中に完了予定としている。

ブリヂストンは、乗用車用のプレミアムタイヤ事業の強化を中核にして事業の強化を図っている。今回の生産能力増強・強化は、中期事業計画(2024-2026)における戦略投資の一環で、「EV 時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」
に対応するとともに、グローバルでの乗用車用の超大径タイヤの生産を増強・強化することを目指しており、プレミアム車種へのOEM納入、プレミアムEVへ納入の拡大に挑むことになる。

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