ブリヂストンはソーラーカーレースに新基盤技術で設計したタイヤを35チームに供給

ブリヂストンは2023年6月5日、オーストラリアで2年に1度開催される「Bridgestone World Solar Challenge」のタイトルスポンサーが10周年を迎え、新たなプレミアムを創造する商品設計基盤技術「ENLITEN(エンライトン)」技術を搭載したタイヤを過去最大35チームへ供給すると発表した。

「2023 Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」は、ダーウィンからアデレードまで3000kmを走破する世界最高峰のソーラーカーレースだ。

太陽光を動力源として使用するソーラーカーの技術的な革新と、若手エンジニアの育成を目的とするこのレースは世界各国の大学、研究機関のチームが参戦し、2023年は10月22日〜29日に開催される。

ブリヂストンは、グローバルかつ多様性に富んだ将来を担う若いエンジニアとともに、持続可能なモビリティ発展に寄与する革新技術を生み出すことに挑戦している。

タイヤの基盤技術エンライトンとは

ENLITEN(エンライトン)は、基盤技術の名称で、最新シミュレーション技術を活用し、接地形状の最適化を行ない、3次元形状のサイプ、パターンブロック挙動の最適化を行なう技術だ。運動性能、タイヤライフを維持しながら、タイヤに使用する部材の削減が可能になり、つまり軽量化ができ、転がり抵抗を大幅に低減し、同時に高いレベルの運動性能も実現できるという技術だ。

そのため燃費(電費)の向上と操縦安定性が両立でき、ハイブリッド車やEVに最適なタイヤ技術ということができる。

ブリヂストン 関連記事
ブリヂストン 公式サイト

自動車技術会
ページのトップに戻る