ブリヂストンは2023年4月12日、国内最大級の参加型レース「スーパー耐久シリーズ」を運営するスーパー耐久機構から、2024年からのオフィシャル・タイヤ・サプライヤーに選定されたと発表した。供給期間はオプション2年を含む最大5年となっている。
スーパー耐久は、1991年から市販量販車をベースとした日本発祥の日本最大級の参加型レースとしての歴史を持ち、プロドライバーとアマチュアドライバーがともに出場しているレースだ。なおこれまでにピレリ、2021年からはハンコック・タイヤがタイヤ・サプライヤーとなっており、ブリヂストンはこれを引く次ぐことになる。
このシリーズは「技術を向上させるなか、限りある資源を大切に使い、環境に配慮しながらモータースポーツ社会の発展につなげていく」という理念を掲げており、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーに向けたサステナブル技術の実証の場として、水素エンジン車両やバイオ燃料、カーボンニュートラル燃料を使った各種メーカーによる開発車両が参戦できる「ST-Q」クラスを設定してる。
ブリヂストンは、モータースポーツ活動を開始して60周年の節目を迎える2023年に、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を新たな形で進化させ、モータースポーツ文化の発展を支えるとともにブリヂストン・ブランドをサステナブルなグローバルプレミアムブランドとして構築していくことに挑戦している。さらに2024年からは、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現などのサステナビリティへの取り組みにおいても「極限」を実現するサステナブルなグローバルモータースポーツ活動の一環として、スーパー耐久を足元からサポートして行くとしている。