ブリヂストンは2022年12月23日、「レグノ」「アレンザ」などのプレミアム・ブランドに次ぐ新たなカテゴリーとして、幅広いユーザー層向けの新ブランド「NEWNO(ニューノ)」を2023年2月1日から発売すると発表した。発売サイズは65サイズで、価格はオープン・プライスとなっている。
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新カテゴリーのタイヤ「ニューノ」は、高い基本性能とロングライフを兼ね備えている。プレミアムブランドの商品に搭載されている技術を採用し、通常は背反する関係にある低燃費性能とウェットグリップ性能、ロングライフ性能を高い次元で両立。
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シリカの配合比率の高いゴムを採用するとともに、独自のタイヤ接地面を可視化する計測技術「ULTIMAT EYER」(アルティメット アイ)を活用してタイヤのパターンと形状を最適化することで理想的な接地形状・接地圧を実現している。これにより、従来品対比で燃費性能を維持しながら、ウェットブレーキ性能を8%向上するとともに、摩耗寿命を14%、耐偏摩耗性能を6%向上。
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こうしたタイヤ性能の向上に加えて、タイヤのカーカス(タイヤの骨組み)とベルト(タイヤの補強帯)を異なる商品間で共有、開発・製造工程をシンプルに効率化し、トレッド部分(タイヤの表面)で性能をカスタマイズ・差別化する「Bridgestone Commonality Modularity Architecture(BCMA)」コンセプトを採用することで、顧客層に合わせたタイヤ性能の提供と、バリューチェーン全体で環境負荷を低減するなど、社会価値・顧客価値の両立を実現しているのが特長だ。
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