ブリヂストンは2019年9月3日、ハンドリングなどの運動性能、タイヤライフに繋がる摩耗性能を維持しながら、タイヤ重量を軽量化することで、転がり抵抗を大幅に低減できる新技術「Enliten（エンライトン）」を開発したと発表した。
技術概要
この技術は、最新シミュレーション技術を活用した接地形状最適化を行なうもので、3次元形状革新サイプを採用し、パターンブロック挙動の最適化を行なうことで運動性能、タイヤライフを維持しながら、タイヤに使用する部材の削減が可能になる。
その結果、従来の乗用車用タイヤ（タイヤサイズ225/40R18で比較）に比べ、約20%の軽量化を実現し、転がり抵抗を約30%低減することを可能にしているという。
「エンライトン」は、タイヤ革新技術として、省資源化と転がり抵抗の低減により、ガソリン車の走行時にタイヤに起因するCO2排出量を約30%削減することを可能で、電気自動車では1回の充電で走行できる距離（航続距離）を延ばすことができ、環境負荷低減を果たすことができる。
