2013年2月19日、ブリヂストンは、3月5日から開催される「ジュネーブモーターショー2013」に出展すると発表した。同社ブースでは、「Current(現在)」と「Futuristic(未来)」の2つのコーナーに分けて展示を行い、商品の魅力や技術力・先進性、モノ作りにかける熱意を伝えるという。
「Current(現在)コーナー」:「TURANZA T001」欧州の高速走行やウェット路面での走行時の高い操縦安定性と、低燃費性能を併せ持つタイヤとして商品と映像でアピールする。またランフラットテクノロジー採用タイヤとして「POTENZA S001 RFT」を展示する。ランフラットテクノロジー採用タイヤは、空気圧がゼロになっても所定のスピードで一定の距離を走行することが可能なタイヤだ。またウインタータイヤ、省燃費タイヤの「ECOPIA」も展示する。
「Futuristic(未来)コーナー」:非空気入りタイヤ(エアフリーコンセプト)を出展。このコンセプトタイヤは、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状スポークで荷重支持することにより、空気の充填、パンクの心配がなく、さらに、100%再生利用可能な材料を採用することで環境、安全、快適性を高次元で達成することが可能なタイヤの技術として紹介する。
もうひとつは「ハーフウェイトコンセプト」で、原材料使用量の半減、すなわちハーフウェイトを目標とした環境にも貢献するタイヤの技術開発を紹介する。さらに、タイヤ接地面情報収集解析技術「CAIS(カイズ)」もアピールする。これは通常走行中の乗用車でタイヤの振動を感知解析し、刻々と変わる路面状態を連続的に判定する技術である。