ブリヂストンは、パリ・モーターショーに持続可能な社会の実現に向けたタイヤの将来像として、100%サスティナブル・マテリアル(再生可能、または非化石原料を原料とした)コンセプト・タイヤを参考出品した。
今回出展されたコンセプトタイヤは、2050年に向け「100%サステナブルマテリアル化」を達成するというブリヂストンの目標を実現するために材料技術を結集し、持続可能な原材料で試作したタイヤだ。産学連携の取り組みの成果なども採用しつつ、天然ゴムや有機繊維は新たな再生可能材料に置換したり、合成ゴムやカーボン、ゴム薬などは石油系材料から再生可能資源に変更するなどの試みを行っている。
今後、研究開発体制の確立や基盤技術の開発、量産化の検討を進め、2020年を目標に実用化を判断すると発表している。
ブリヂストンの環境長期目標と「100%サステナブルマテリアル化」の位置付けは下図。
今回、出展された「100%サステナブルマテリアル・コンセプトタイヤ」を構成する主な材料は下図。