ブリヂストンは、太陽電池用の発電セルを固定・保護するために使用されるEVAフィルムを世界的な需要増加に対応するため、ポーランドにある子会社であるブリヂストン・ディバーシファイト・プロダクツ・ポーランド・スプーカゾーに生産ラインを設け、新たにポーランドでの生産を決定した。総投資額は52.5億円で2013年上期からの生産開始を予定している。生産能力は月産約1080トンを見込んでいる。
現在EVAフィルムは、磐田工場(静岡県磐田市)で生産しており、2011年下期からは関工場(岐阜県関市)での生産も決定しているが、太陽電池の世界的な需要の急伸長が見込まれるため、欧州市場での積極的な事業拡大、グローバル生産供給体制整備の観点から今回ポーランドでの生産を決定した。
↑【太陽電池の構造とEVAフィルムの配置図】
ポーランド子会社 概要
会社名:ブリヂストン・ディバーシファイド・プロダクツ・ポーランド・スプーカゾー
代表者名:伊藤 寛
所在地:ポーランド・ヴァウブジフ経済特区ジャルフ(ポーランド南西部ヴロツワフ近郊)
資本金:1200万ユーロ
出資比率:株式会社ブリヂストン
設立年月:2004年12月29日
従業員数:58人(2010年末)
敷地面積:約10万m2
生産品目:建設車両用ゴムクローラ(2011年2月末)